検索窓
今日:12 hit、昨日:49 hit、合計:14,241 hit

≫プロローグ ページ2

『ただいまぁ……』

家の鍵を開けて扉を開けながら言う

返事はないことが当たり前であった

冷たい部屋。暗くて寒くて一人の部屋

色が、匂いが、味が全て薄くなっていく

食事もなにもかもが疎かになっていく

寝ることに、夢を見ることに逃げるかのように眠る日々

夢は明るくて眩しくて、賑やかで鮮やかだから

一人でも平気だった、はず

なのに……



「おかえり」



なのに、彼が来てから変わった

『ただいま帰りました、セラフさん』

「ご飯出来てるよ、手を洗って着替えたら食べよ」

彼が来てから、ご飯の香りが漂っている明るい部屋も、誰かが挨拶を返してくれることも、幸せであることを知った

味も匂いも色も沢山ある事を思い出した

でも、一つ、いいですか
私、渡してませんよね?

『あの、今日はどうやって入ってきたんですか?』

「んー、企業秘密かな」

この部屋の鍵__



なぜかハイスペックな高身長のイケメンが家に通ってる。

≫設定→←≫注意事項



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
260人がお気に入り
設定タグ:2j3j , srp
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年2月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。