Episode 3-27 ページ27
【No Side】
「おーい、大丈夫かぁ？」
憎き金髪が逆さまに見える。視界が反転している。
体の節々に感じるジリジリとした痛みと、視界の不安定さに、ふっ飛ばされたのかとぼんやり考えた。
そして、手を地につきながら起き上がると同時に、金髪に向かって足蹴りを振るった。
「うおっっ！？」
頬すれすれで空振ってしまった。反射神経は人並み以上に身に着けているらしい。
余計な能力だけつけおってと相手を睨めつけた。
「おっま...ホンマにぶれへんな！」
「コネシマさんの顔を見ると勝手に体が動くんすよね。もう脊髄反射というか...」
「せめて考えて動け！ 本能で人に蹴りかますな！」
煩わしい声だ。思わず耳を塞ぐ。
「＿＿にしても、やっぱりあの憤怒、厄介っすね。ただの力量差じゃ、敵わん」
瓦礫と煙の間から外を伺いながら、ボソリと呟いた。
氷に覆われて肌寒いはずが、重圧と熱気で汗が溢れそうなほどだ。
「同じ七つの悪魔とは思えんなぁ。不甲斐ないぞ、ショッピくん！」
「やかましい。」
状況が分かっていないのか、今も尚呑気に騒ぐ主人にため息を溢した。
大体、自分は悪魔の中じゃ最弱に近いほうだ。人間よりちょっと強い程度の能力。
適うはずがない。だって、
「あっちはベテラン。俺はまがい物。＿＿代理で七つの悪魔を担ってる偽物が、本物に適うはずがないでしょ」
「＿＿」
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miyaana(プロフ) - 初めまして、今日この作品を発見して一気読みしてしまいました！面白すぎます...。続編も楽しみに待ってます！頑張ってください (12月11日 20時) (
レス) @page40 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 砂糖里さん» ワクワクしてくれるなんて嬉しすぎます...！！これからも少しずつ更新していくので、どうぞよろしくお願いします...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 裂けないパ◯コさん» あんばばばっ....嬉しいお言葉....頑張ります頑張ります...これからもこの作品をよろしくお願いします！！！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 碧さん» 返信遅くなり申し訳ないです...！！待ってくれている人がいてくれるだけで嬉しいッ、、これからも頑張ります...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖里(プロフ) - 更新お待ちしておりました…！とってもワクワクする展開で続きが気になってしまいます！作者様のペースで頑張って下さい(*´꒳`*) (8月22日 7時) (レス) id: bc73dba8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランス | 作成日時：2022年2月10日 20時
