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8 ページ8

俺よりも早く落ちて行くお前に俺は手を伸ばす。

その手を満足そうに眺めて、お前は叫ぶ。

『君よりも先に飛び降りる‼︎』

そうかそうか。

んふふ、お前らしいわ。

てっきり俺は———

『説得されるとでも思ったか‼︎』

少し驚いた俺の顔を満足気に見て、続け様に叫ぶ。

『僕の馬鹿さを甘くみるな‼︎‼︎』

嬉しそうにそう叫ぶお前に。

また俺は落ちていく。

そう、叫んだお前は。

また俺を落としていく。

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作者名：rey | 作成日時：2022年9月2日 9時

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