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お前と中身のない話を延々としていたらいつのまにか寝ていた。
俺は白い空間に立っていて、他には何もない。
『君が飛び降りるなら僕は‼︎‼︎』
後ろからお前の声が聞こえたと同時に突風が吹き、白い空間が剥がれて行く。
色のない空間は、大して変わらない色のない屋上に変わった。
ただ。
その建物は俺が嫌悪して止まないクソッタレな校舎だった。
俺は嫌悪しながら突っ立っていた。
その横をお前らしき人影が速度を上げて走り抜ける。
段差を蹴って飛び出した先に地面はない。
その瞬間、お前は自由になった。
と、同時に俺の世界に色がついた。
先に飛び出したお前に魅了されるように、俺も地面を蹴る。
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作者名：rey | 作成日時：2022年9月2日 9時
