ツンしゅん彼女。6 ページ7
変な子今年も居るの...？
「あっ、ごめんなさいー！私96猫って言います！」
「え？あ、はい。」
リアクションに困るのだが。
「...ちょっと。何してんの......。」
「黙れ天国の月にすっぞ。あの書記の子はわしの好みにドンピシャなんだよ。」
「いや真顔で話さないで。」
...坂田より変な子かもしれない。
「えー、と。96猫さん？話...続けていいかな？」
「あああああ！！ごめんなさいいいっ！どうぞ続けてー！」
それ以降は、静かに話を聞いてくれたものの、どうやら私は平凡な学生生活を送ることは難しいようだ。
現に今、坂田と96ちゃん(そう呼ぶように言われた)の前では目に見えない火花が飛び散っている。
「だぁかぁらぁ！！A先輩はわしのですぅー！」
「いくら96相手でも渡さんもんは渡さんわ！」
というかそもそもこの2人が知り合いだったことが驚きですよ、私は。
しかも、ここは廊下。そう、廊下なのだ。
私は坂田の腕のホールドの中に居るし、周りの女子生徒(男子生徒数名)の視線が痛いし......もうほっといて欲しいんだよね。
「...はぁ、坂田、離れて。というか離せ。」
「Aは僕のだから嫌。」
意味分かんないわ！！いつ私があなたのものになったの！？
いや、なんか告白はされたけどOKはしてないじゃん。
「......坂田嫌い。...あ。」
やってしまった。
ボソ、と言うと坂田の腕の力が緩んだ。そこをするりと抜け出して、坂田の顔を見る。
...何でそんな捨てられた犬みたいな顔してんの？泣きそうかよ。
泣きたいのこっちだわ。私今確実にこの学校の女子生徒過半数敵にまわしてるからね？
だから、少し心は痛むけれど、坂田をその場に置いて逃げることにした。96ちゃんは追いかけてこなかった。
まぁ、これで良かったはず。
......何だけど。
私がこういう性格であるということはつまり、謝るのも苦手だということ。
主に私が悪い時。
謝れないんだよなぁ...。
だからいつも、喧嘩？みたいなことをした時は坂田がまたいつも通り接してくれるから謝らずそのまま、ってことが多い。
というかそういうことしかない。
そろそろ愛想つかれてもおかしくないはず。
それは、なんか嫌だから...謝らなきゃなぁ......。
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まキュー - もうヤバイ。もう一回読みに来たらまた尊いしか叫べなくなった。そして、私は今も待ち続けるﾖｯ (2021年8月24日 20時) (
レス) id: 3f6815ec2f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - いまだに待ち続けている忠犬ですどうも (2021年7月31日 23時) (レス) id: e7f1d7c7f6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - なんか、感動とドキドキとときめきで涙出た……>< (2021年1月5日 18時) (レス) id: 74038fe2ca (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 一気読みしました、はい← 更新停止中ですね…(´･ω･`)更新してほしいな〜なんて…(おこがましい←)でも、待ってますね！！！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: 9cafc3556e (このIDを非表示/違反報告)
みねねん - すごくおもしろくて好きなので、最新するの待ってます！ (2020年1月3日 10時) (レス) id: 5e62c9508d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shino | 作成日時：2018年12月22日 12時
