ツンしゅん彼女。3 ページ4
「おはよー」
「あ、そらるさん。おはようございます。」
「おはようございます！！」
昇降口で、生徒会長であるそらるさんに会った。勉強出来る、イケメン、性格がいい、という三冠王。
......ちなみに運動は苦手らしい。
でもまぁ、欠点がある方が近寄りやすくていい(らしい)。
「坂田くん最近は遅刻してないね。」
「そりゃあAが起こしに来てくれますから！」
「手伝い借りてても、ちゃんと続けられるのはいい事だと思うよ。」
そらるさん、褒めないでくださいよ...。坂田調子乗っちゃうから。
あぁもう...早速調子乗り始めてるし......。
坂田からすると、そらるさんは憧れの存在らしい。それで、その憧れの人に褒められたからか...物凄くニコニコしながら「お手伝いします！」って言ってる。
ドジ踏まないといいんだけど...。
私が密かに不安になっているなんて知らない坂田は、私に笑みを向けると繋いでいた手を離した。
......ぁ、人間ホッカイロ無くなっちゃった...。
体育館へと向かう2人を見送りながら、そんな変なことを考えていた。
そういえば私も仕事あるんだった。
スマホをタップして時間を見ると、大分ギリギリ。うらた先輩に怒られちゃうな、これは。
靴を上履きに履き替え、3階にある生徒会室へ小走りで向かった。
·
·
生徒会室の扉を開けると、既にメンバーは全員集まっていた。
この学校では、予餞会の時に生徒会が中心になるため、本部、道具、プログラム、司会...etc.と担当が分かれる。そしてその計7つの役職それぞれの代表を、生徒会役員が担当するのだ。
私の担当は司会...当日が一番大変なのだ。
だからこそ、何があっても対応出来るように事前に準備しなければならない。
「生徒会ー遅いぞー。」
「あー...すみません。悪気はありません。」
「また坂田か？」
「......。」
「図星かよ。」
だって...坂田のせいなのは事実だし......でも人のせいにするのもなんかいけない気するし......。
「今度から俺が起こしに行こっか？坂田のこと。」
「うぅ......ん、それは有難いんですけど、うらた先輩って確か反対方向でしたよね？
なんか申し訳ないので大丈夫です。」
「そう？俺は別にいいんだけど。嫌んなったら言ってね。坂田に1発やっとくから。」
拳を作ってニヤリと笑ううらた先輩。
身長低いのに色気はあるって......ギャップ萌えの意味やっと分かった気がする。
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まキュー - もうヤバイ。もう一回読みに来たらまた尊いしか叫べなくなった。そして、私は今も待ち続けるﾖｯ (2021年8月24日 20時) (
レス) id: 3f6815ec2f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - いまだに待ち続けている忠犬ですどうも (2021年7月31日 23時) (レス) id: e7f1d7c7f6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - なんか、感動とドキドキとときめきで涙出た……>< (2021年1月5日 18時) (レス) id: 74038fe2ca (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 一気読みしました、はい← 更新停止中ですね…(´･ω･`)更新してほしいな〜なんて…(おこがましい←)でも、待ってますね！！！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: 9cafc3556e (このIDを非表示/違反報告)
みねねん - すごくおもしろくて好きなので、最新するの待ってます！ (2020年1月3日 10時) (レス) id: 5e62c9508d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shino | 作成日時：2018年12月22日 12時
