純情可憐バトン Hidaka.U (ページ10)

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浮所くんが、遊ぼう、なんて言ってくれて。

もう幸せすぎる！！
私そんなにいいことしたっけ！

「でも、それじゃお礼になっていないです...」

『ん？俺はAちゃんと遊びに行けることがお礼になるよ？』

そうやって、綺麗な目で私の顔を覗かれると、真っ赤に、なる。胸が苦しくなる。

「いや...そんな...」

『はい、きーまり！どこ行きたいかLINEしといて？』

授業始まっちゃうからバイバイ、なんて頭をぽんぽん。

男の人になれていない私はもう大困惑！

きゅんきゅんするじゃん！

ほっぺたを抑えながら、ふわふわした気持ちで教室へ向かった。

.

うきしょひだかAちゃーん!いつが暇?今度の日曜日は?

うきしょひだかあ、というかどこ行く??

わわわわ！

家に帰って、お風呂から帰ってくると来ている通知。

私がお礼するのに私が送った方が良かった？どうしよどうしよ！

ALINEありがとうございます。美味しいものでも食べに行きませんか?

どうしよどうしよ！

大食いの女の子だと思われる？

失敗かな...なんて思って迷っていると、すぐに既読がつく。

うきしょひだかえ、いいよいいよ!というか俺、食べたいミルクレープあるんだけどAちゃんミルクレープ好き?!

わわわわわ！

なんか嬉しい！

A大好きです♡そこに連れていってください!

ふふふふふ！

布団に倒れ込んで、足をじたばたさせていると。

「うるさーい！」

おにいちゃんに怒られました。笑

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