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ペトラside
ペトラ「兵長、頼まれた書類をお渡ししに参りました。」
ペトラの姿を確認した兵長は、
机を指差し、再びぺンを走らせた。
リヴァイ「…助かる。そこへ置いておいてくれ」
兵長室の中は、直近に控えている壁外調査のため、
陣形の確認や地図、など…難しそうな書類が沢山並んでいる。
私達も手伝ってはいるけど…それでも忙しい兵長は眠れていないのか、
目の下のクマも深く、疲れた顔だ。
それでも私達の訓練にはいつも最後まで付き合ってくれるし、時間が出来れば古城を1人で掃除をしているし。
初めて兵長の部下になった時はいつ寝ているのか不思議に思った。それもすぐに慣れてしまったけど。
……こんなことお節介かな？
いや、でも……。
ペトラ「兵長、紅茶淹れましょうか…？」
少しでも安らいで欲しい。
それは上官に対しての労いではなく、
"私"が"リヴァイ兵長"に対してそう思った。
リヴァイ「そうだな、…ペトラも飲んでいけ」
少し間が空き、私を見た兵長のキレイな瞳に気を抜けば吸い込まれそうになる。
この人は本当に…狡い、
一目見られただけで、こんなにも私の脈を速くしてしまうんだから…
いつから、なんて分からないけど
気付いた時には、私はもう、兵長に心を奪われていた。
神経質で粗暴で、口も悪く近寄り難い。
でも部下思いで、誰より強くて、他人に厳しい分、自分に対しても厳しい人で。何をしても格好良くて。
……いや、止めよう
良い所を挙げ始めたらキリがない。
───「リヴァイ兵長に私の全てを捧げる」
彼には言えない言葉を、先程、
家族宛ての手紙に書いてきた所だ。
リヴァイ「最近、よくAの面倒を見てやってくれてるらしいな」
ペトラ「はい。料理を教えてくれ、と言ってくれたので」
リヴァイ「ほう…それは助かる」
2人で並んでソファーへ腰かけ、
思い浮かぶ数日前の出来事。
『ペトラ、料理、教えてくれない…？』
珍しく部屋に尋ねてきた彼女は、突然そんな事を頼んできた。
手を噛んだ私達の真似をしたA。その日から確実に距離は縮まっていて、
みんなの輪の中にも入るようになった。
でも、相変わらず料理は兵長と二人で作っていて、
理由を知っている私達も
そこに関しては何も言わなかった。
だから、Aが頼んできた時は、本当に驚いたのだ。
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ゆるどあ(プロフ) - うたねのどあさん» 随分昔の作品なのに、見つけて下さってありがとうございます！夢主の事も褒めていただいて嬉しいです^^応援して下さる方がいる限り、頑張りたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします！ (12月2日 21時) (
レス) id: 77afc98e1c (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても好き過ぎます！！！夢主ちゃんの性格、夢主ちゃんの出すタイミングなどすべてが好み過ぎて……！！いつでも楽しみに更新お待ちしております！！これからも応援してます！！ (12月1日 23時) (レス) @page25 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆるどあ(プロフ) - リリさん» わあぁコメントありがとうございます😭何よりもモチベーションに繋がります！頑張りますね！！これからも応援よろしくお願いします(*´ω｀*) (2022年1月20日 16時) (レス) id: f7782d8058 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - とても面白くて一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2022年1月20日 16時) (レス) id: 257b6b1c52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるどあ(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます！返信遅くなってしまい申し訳ないです😢本当ですか！？面白いと言って頂けるのが小説を書いていて1番嬉しいです😭放置しすぎて、いつ更新すんだよ状態になっちゃってますが、頑張りますのでよろしくお願いします！ (2022年1月19日 17時) (レス) id: db34c5bdbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるどあ | 作成日時：2021年4月30日 18時
