14話 ページ40
千秋「ここでいいか。」
ん？
貴方「どうしたの？」
千秋「ん？あ、いや。混んでるところにいると俺もお前も他の人に絡まれてゆっくり話せないだろ。久しぶりに会ったんだからゆっくり話したいだろ。」
あ、そういうこと。
なるほど。
貴方「そうだね。」
千秋「俺が留学する前に会ったのが最後だから、8年ぐらい前か。」
貴方「そっか。そんなに前になるんだ。真一くん、大活躍だね。雑誌とかに出ると必ず買って読んでるよ。今じゃ、世界的に有名な指揮者だもんね。」
千秋「いや、まだまだだよ。まだたくさん表現したい音楽がある。お前も頑張ってるみたいじゃん。お前のお母さんから聞いたよ。警視庁で働いてるんだって？」
貴方「うん。そうなの。」
千秋「ピアノは続けてないのか？お前のピアノ音が澄んでて綺麗で、俺好きなんだよな。」
ピアノか。
貴方「たまに弾くぐらいかな。」
千秋「そうか。お前も忙しいんだもんな。ちゃんと定期的に弾けよ。本当は音大に行けるぐらい上手いんだから。」
貴方「そんなうまくないよ。買いかぶりすぎ。」
従姉妹1「あら、真一くん、お久しぶり。」
げ、出た。神出鬼没だな。
千秋「なんだ。お前か。」
従姉妹1「なんだ。お前か。ってなによ。でもいいわ。いいこと聞いちゃった。Aさんピアノお上手なのね。」
うわ、聞かれたくないこと聞かれた。
貴方「いえいえ。趣味程度ですよ。」
従姉妹1「でも、聞いてみたいわ。そうだ。メイン会場にピアノあるのよ。弾いてくださらない？せっかくだし。」
えー。やだよ。
千秋「A、やろうよ。」
貴方「え？」
千秋「俺、今日は自分のヴァイオリン持ってんだよ。久しぶりに何か2人でやろう。」
貴方「いやいやいや。真一くんプロなんだし、私なんかよりもっと上手い人とやったほうがいいよ。あ、ほら。メイン会場のピアノって確かプロの人が演奏してたよ。その人とやるとか。」
千秋「断る。」
え？
千秋「あいつ下手くそなんだよ。お前の方が全然上手い。ほら行くぞ。曲はそうだな。、、、、、『ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ#５,Op24の春』にしよう。」
貴方「え、ちょ、ちょっと。」
千秋「俺、準備してくる。」
どうしよう。
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ルイト - のだめだしてけれー (2020年7月4日 11時) (
レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - まっきぃさん» のだめカンタービレいいですよね！私もまっきぃさんと好みが同じで嬉しいです。 (2020年1月26日 9時) (レス) id: a1e3e3936b (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - やっぱりのだめカンタービレでした！！私も大好きなんです☆すぐわかりました(笑)愛梨さんと同じものが好きってなんか嬉しい(*^^*) (2020年1月25日 22時) (レス) id: 09001fc8d5 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - まっきぃさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年1月7日 11時) (レス) id: f7e12740e2 (このIDを非表示/違反報告)
まっきぃ(プロフ) - こんにちは！こちらのお話も大好きで、ミステリーがまた次も読みたい！！と楽しみになります！！次も楽しみにしてます(*^^*) (2020年1月7日 10時) (レス) id: 09001fc8d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛梨 | 作成日時：2020年1月4日 12時
