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緋色の序章2 ページ6

昨夜、被害者の女性と会う約束をしていた人物が3人現れた。一人は小学校の同僚、もう2人は被害者に良い印象を持っていない親であった。その親の一人である神立は、被害者の女性に文句を言おうと跡をつけたら、探偵に胸ぐらを掴まれたという。


「仕方ありませんよ、彼女にストーカー被害の依頼を受けていたんですから。」


「遅くなりました、探偵の安室です。」と突然安室が現場に現れた。なんでも、高木刑事が被害者の携帯の通話履歴に安室の番号があったので呼んだということだ。


(バーボン…だと?!)


安室の登場に酷く驚き、焦った表情になったコナンをAは見逃さなかった。きっと、彼に探られたくないことがあり、彼はその核心に迫って来ているのだろう。


(赤井秀一かな…)


FBIのジョディもいる元に来たのだ。黒ずくめの組織の命令いうより、安室がこだわっている赤井関連の調査なのだろう。


「そちらの2人は、英語の先生ですか?」


FBIの2人(ジョディと男性はキャメルとか呼ばれていた。)に、安室は視線を向けて聞いた。それに対して、高木がFBIであると答えると、


「ホォー…FBIですか…」


と、安室は意味深な、そして憎悪が感じられる闇色の笑みを浮かべて言った。


「アメリカ合衆国連邦捜査局ってヤツですね。よく映画やドラマでお見かけしますよ、手柄欲しさに事件現場に出張って来て、ドヤ顔で捜査を引っ掻き回し地元警察に煙たがられて視聴者をイラつかせる捜査官…」


嫌悪感丸出しの安室の言葉にAは「はは…」と呆れた乾いた笑いを漏らした。降谷のFBI嫌いは今に始まった事ではない。が、あからさまにここまでケンカを吹っかけるほど嫌っていただろうか。すべては赤井秀一の所為なのだろう。


「なに?!」


安室の挑発にキャメルが分かりやすく乗っかる。


「あ、別にあなた方の事を言ってるわけじゃないですよ!僕がこの前見たのがたまたまそういう映画だったんですよ。ね!Aさん。」
「え?!えぇ。」


いきなりこちらに振られた話題にAは声を上げて、思わず頷いてしまった。そのケンカに私を巻き込まないでくれ。
安室の挑発に熱くなったキャメルであったが、ジョディに諭され落ち着いた。どうやら安室が組織の一員だとFBIが察しているのを安室に気づかれたく無いようだ。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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chie(プロフ) - 毎回楽しく拝見させていただいています!続きも楽しみに待ってます! (2017年11月30日 0時) (レス) id: f0b8527a99 (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - かにのすけ。さん» ぉぉぉ!こういう降谷さん!!なんという嬉しい言葉!ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 藍莉さん» 更新を待っていてもらえて凄く嬉しいです!!ありがとうございます!安室さん、こんなに主人公にベタ惚れで大丈夫かなと書いてて思います笑 更新頑張ります!! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 雨令さん» 安室さんはポアロのエロいお兄さんというイメージですからね笑 良かったと言っていただけて嬉しいですー! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
かにのすけ。(プロフ) - これです!!こういう降谷さんが見たかったんです!!続き待ってます!! (2017年11月28日 18時) (レス) id: 53a735ef35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ライス | 作成日時:2017年9月10日 16時

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