君に恋して。【ヒプノシスマイク】

雨の日、傘を忘れて雨宿りをしていたら。【Buster Bros!!!・MAD TRIGGER CREW】 ページ1

〜山田一郎の場合〜

「珍しいな。Aが傘を忘れるなんて。」
驚いたような表情を浮かべ、話しかけてくれる彼。
『実は今日の朝、急いでて...。』
あはは、と苦笑いを返すと、
「そうか。じゃあ、一緒に帰ろうぜ。」
持っていた傘を広げ、中に入るよう促してくれて。
『ありがとう。』と言うと、「当然だろ。」と満面の笑みが返ってきました。


〜山田二郎の場合〜

「A？」
雨宿りをしている貴女を見つけた彼。
『傘を忘れちゃって...。』
事情を話すと、「そうか。」と返ってきて。
『二郎くんは家に帰っていいよ。』
そう言うと、彼は傘を広げて。
あなたにその傘を渡し、「返すのはいつでもいいから。」と言って、雨の中に消えてしまった。
去り際に彼の赤い耳が見えたのは、貴女だけの秘密。


〜山田三郎の場合〜

「Aさん、もしかして傘を忘れたんですか？」
なかなか帰ろうとしない貴女に声をかけてくれる彼。
『三郎くんにはお見通しなんだね...。』
えへへ、とぎこちない笑みを返すと。
「...実は僕も忘れてしまったんです。３０分くらいで止むみたいですし、ボードゲームでもしましょうか。」
三郎くんの提案でボードゲームをします。雨が止んだ後、仲良く帰りました。


〜碧棺左馬刻の場合〜

「...Aか。」
ビルの物陰でぼんやりと空を見つめる貴女を見つけた彼。
『あっ、左馬刻さん。』
それまでぼんやりとしていた貴女が彼に気付いて名前を呼ぶと、
「こんな所にいたら、風邪引くだろうが。」
そう言って優しく手を引き、車に乗せてくれて。
運転する彼の横顔は、とても格好良かったです。


〜入間銃兎の場合〜

「おや、Aさんじゃないですか。」
雨宿りをさせてもらおうと立ち寄った場所には、彼がいて。
『銃兎さんがいるとは思わなかったです。』
そう言うと、「私も丁度雨宿りをしていたところなんですよ。」
と優しく微笑んでくれた。
それから他愛もない話をして。
気が付いたら雨は止んでいました。


〜毒島メイソン理鶯の場合〜

「A、こんな所で一体どうした。」
みなとみらいのとある場所で雨宿りをしていた貴女を見つけた彼。
『恥ずかしながら、傘を忘れてしまって...。』
そう苦笑いを浮かべると。
「そうか。ならば小官も雨が止むまで此処に居よう。」
雨が止むまで、側に寄り添ってくれる彼。
たまには雨もいいかな、なんて思えた日でした。

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