酒言葉２ 青×桃

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桃side


「わかりました。一緒に行ってきますよ！」

〔ほんまに！？〕

「もちろんです！」

〔本当にありがとう！それじゃあ、お願いね！〕


俺が引き受けると、目をキラキラさせて去っていった上司


はぁ…meteorさんから何回も怒られてるから行くの怖いな…


でも、いつも怒ってくるあの人、藤井さんのこと優しい言うてたから平気かな…？


いや、でも、ほんまは怖かったりして…


なんて1人で考えて、meteorさんとの打ち合わせを恐れているところに


〔小瀧さん！これ、今日使う資料です。確認お願いします！〕


そう言って自分から資料を見せに来た新人くん


ほぉほぉ、自分からちゃんとチェックしてもらいに来るまでは成長したんやな、って感心してたんやけど


「あれ？ここ、なんか文章抜けてる？」

〔え！？あっ…すみません！すぐ直します！〕


なんてやり取りを5回くらい繰り返してやっと資料が完成


少しは成長してたけど、ミスが多いのは変わってないかも…


「あ、そうや。佐藤くん！」

〔は、はい！！〕

「一個だけ質問させて。meteorさんの担当の方、優しかった…？」

〔あー、藤井さんですか？めちゃくちゃ優しいですよ！〕


よかった。ほんまに、藤井さんって優しい人なんや


それを知れただけで内心ホッとしてる自分がいる


優しい人なら、安心して打ち合わせにも行けそうや


「よしっ！今日は2人で頑張ろうな！」

〔はい！〕


必要な資料等を持ったか、最終確認をして2人でmeteor社へと足を進める

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