第4話 ページ5
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サクラ「ねぇ、カカシ先生…」
カカシ「ん?どうした、サクラ?」
フジとナルトのやり取りを前に、サクラはカカシに尋ねる。
サクラ「園尾の里って、木の葉の里と同盟を組んでるとか、関わりがある里なの?」
カカシ「うーん…実はオレもあまり知らないんだよ。綱手様から任務の内容しか言われてないし」
サスケ「あのフジって人を信じていいのか?」
サクラ「サスケ君…?」
サスケ「極秘任務でもないのに、上忍も詳しく知らない里への任務にオレ達が行かされるのは何だか…妙だろ」
サスケは黒目を細める。
しかし、カカシは屈託なく笑った。
カカシ「考えすぎだ、サスケ。フジさんは敵じゃない」
サスケ「…なんで言い切れる」
顔をしかめるサスケをカカシは一瞥(いちべつ)した後、前を向いた。
カカシ「…んー、勘かな」
サクラ「え…」
ガクッとまたもや、サクラは肩を落とし、サスケはため息をついた。
***
悲しいとき、辛いとき、苦しいとき。
決まって"あの場所"へ向かう。
そこは、里から少し離れた場所にあって、色とりどりの美しい花が咲いている。
花畑の奥には、きれいな水を備えた湖がある。
湖の水面を覗きこむと、涙でくしゃくしゃになった顔をしたわたしが映っていた。
目から涙がこぼれてきて、水面に落ちると波紋が広がる。
わたしは静かに唇を噛み、嗚咽を漏らした。
そうしなければ、"あれ"が目覚めてわたしの体を乗っ取り、また人を殺してしまうから…。
***
ナルト「Aは一人ぼっちだったのか?」
フジ「ああ…。里の人達から避けられていてな…理由はワシには分からんが…」
ナルト「…」
ナルトは視線を足元に向けた後、フジを見つめた。
ナルト「…オレと同じだってばよ」
フジ「同じ?」
ナルト「オレってば、Aってゆーヤツと同じで里の皆に忌み嫌われていたんだ…。
だから…オレ、Aと"友達"になるってばよ!!ひとりにさせねぇ!!」
フジ「…そうか。そうしてやってくれ…」
フジは寂しそうな表情をした。
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りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時