【文スト】君が良ければ僕も良し！【江戸川乱歩】

42* ページ46

「あ、Aちゃん！」


「……あ、乱歩さん………どうしたの？」


げんなりとした表情を乱歩さんに向ける。
どうやら乱歩さんはなにか良いことがあったのか、頬は紅潮し、ほくほくとした顔だった。


乱歩さんに避けられ始めて、最初の方は少し話しかけられただけでも喜んでいたが、
最近の乱歩さんとの会話が業務連絡程度の素っ気ないものだと気付き、もう私は喜ばないことにした。


………まさかこれが倦怠期！？


「あのさ、明日仕事休みだったよね？」


「……？そうだよ」


「久しぶりにデートしよう！
僕も休みだから！」



その瞬間、天使の舞い降りたような感覚が私に訪れた。


乱歩さんに軽く避けられるようになってからおよそ1ヶ月。

ようやく誘われたデートに軽く涙を流しかける。


折角のデートを空気悪くしたくないし、避けられていた理由はデートの後に聞こう、と心の中で呟いた。


◆◆◆


「珍しく乱歩さんがデートプラン考えたから変なところ連れて行かれるかと思ったけど………クリスマスにイルミネーション、ってなかなかベタだね」


「まぁ列車は一人で乗れないけどね！

敦君とか谷崎君とか、イマドキの少年にクリスマスのデートはどこに行くか聞いたら二人ともイルミネーションって答えたからさぁ。
たまには王道なデートに連れてってあげよー、と思って」


そう、今日は12月25日。つまりクリスマス。


久しぶりのデートがクリスマスデート……！！
これはもうウキウキウォッチンだ。



「あ、あそこからイルミネーション始まってるよ」


乱歩さんの指差したところには、青いイルミネーションの門があり、そこから道に沿うようにイルミネーションが飾られていて、最後には1番大きくて綺麗なイルミネーションがあるらしい。


「わぁ……すごーい、初めて見た！
ね、乱歩さん、行こ！」

Fainal Story→←41〈最終編〉

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す