沖田総悟の妹政府に誘拐されてブラック本丸に放り込まれました！！！！！

20話 ページ21

しばらくして大和守さんは泣き止んだ

A「もう大丈夫そうですか？」

大和守さんはコクっと頷くと「あのさ」と口を開いた

大和守「君の事信じていい？」

それって私を主として認めてくれるって事だよね！？

A「はい！信じて下さい！」

感極まって大和守さんの手をガシッと掴んでしまった

大和守さんは少しビッっとしたけど緊張が解けたのか笑ってくれた

大和守「僕を愛してくれる？」

A「はい！絶対に愛し……ん？」

あれ、なんか違くね？これ愛の告白じゃね？

あ、なんかデジャヴを感じる……

加州「はい、そこまでー」

私と大和守さんの間に加州さんが割り込んできた

加州「2人だけの世界に入らないでよね」

大和守「いいじゃん少しくらい」

加州「だめ、迷惑かかるだろ」

大和守「は？清光はもっと迷惑かかることしたくせに」

あぁ、また言い争いがはじまった。2振りは仲がいいのか悪いのか。土方さんと総悟みたい

2人の喧嘩を懐かしく思っていると和泉守さんが話しかけてきた

和泉守「ずっと気になってたんだが、その短刀はなんだ？」

私の腰に刺さってる短刀を指さした

A「これですか？これは私の誕生日に姉上と兄上がくれた物なんです」

この短刀は命の次ぐらいに大事な物絶対に失いたくない

堀川「とても大切な物なんですね」

A「はい、私の宝物なんです」

短刀を見るたび思い出す。あの時の幸せな時間

あの時は近藤さんや土方さん終兄さん他にもたくさんの人たちにお祝いされたな

真撰組がすごく恋しくなってきた

真撰組に帰りたいな…

和泉守「おい、おい、主！」

A「はい！え、今主って、え、あの、え」

和泉守さんが私を主と呼んでくれた。

まさかこんなに早く主と呼んでくれるとは思はなくて少し慌ててしまった。

和泉守「なんだよ主って呼んじゃ悪いのかよ」

A「い、いえ！ぜひ主と呼んでください！」

「これからよろしくな」と手を出した和泉守さんの手を握り返して握手をした。

そしたら和泉守さんの隣にいた堀川さんが

堀川「あ、いいな兼さん、主さん僕も「主さん」って1番はじめに呼んだから握手したいな」

なぜに？ただの握手だよ？まあ、べつに握手なんて減るもんじゃないしいいけど

それに、堀川さんともこれから仲良くなっていきたいしね。

A「いいですよ。これからよろ─うわ！」

急に背中に誰かが飛びついてきた。

どうせまた加州さんでしょ

加州「主〜俺にも構って〜」

やっぱり

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