80話【海】 ページ34
.
今日は生徒会で海に行く日である。人数が多く、現地集合になった為私はバスで行こうと思っていたが、がっくんが車に乗せてくれるとのことなので、海まで乗せてもらった。
「がっくんありがとう!」
「全然いいっすよ!でも海いいっすね。とやさんと3人で行きませんか?Aちゃんは2回目になるけど」
「全然いいよ!行きたい!」
私はがっくんと別れ、集合場所に行く。
「おはよう、A」
「………ふわぁ」
「おはようございます。葛葉欠伸………」
「甲斐田くんは今飲み物買いに行ってる。星川さんはさっき駅ついたらしいからもうすぐ着くと思う」
「明那と不破先輩は?」
「待ちきれないって着替えに行った」
「なるほど……」
日陰で私達は皆を待っていると先に甲斐田くんが飲み物を持って帰ってきた。本来は各自持ってくるはずだったが甲斐田くんは忘れていたようだ。その後にサラちゃんが来て、皆着替えに行った。不破先輩と明那はもう海で遊んでいるらしい。
「A先輩!」
「ん?」
「A先輩って好きな人いるんですか!?」
「………え」
「ええ!?いるんですか!?星川に教えてくださいよ!!」
私の表情の出やすさをどうかしたい。
「いや、いきなり過ぎてびっくりしただけだよ…」
「えー!いたら星川、先輩と恋バナ出来ると思ったのにー!」
「サラちゃんは好きな人いるの?」
「いると思います?」
「いないと思う」
「正解です!」
「それで恋バナって成立するのかな?」
「んふふ、星川は先輩のことが好きなので先輩のこと知れるだけで楽しいんですよ!」
「サラちゃん………」
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼井 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/5291025/
作成日時:2023年9月1日 19時