60話【隣のクラスの元石油王】 ページ14
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葛葉の家に行ったら、隣のクラスの元石油王がいた。
「あ、こんにちは」
「こんにちは…」
本来家にいるはずの葛葉はいなく、代わりに隣のクラスのイブラヒムさんがいた。たしか、噂では昔は石油王で、今は温泉を経営しているらしい。
「えーと、たしかイブラヒムさんでしたよね」
「あー、そうっす。えっとたしか空賀さんでしたっけ」
「はい」
「「…………」」
「あ、葛葉知りません?」
「あー、葛葉は今コンビニ行ってる」
葛葉コンビニ言ってるのか。私はふとイブラヒムさんの後ろの画面を見ると私の知っている画面が映っていた。
「え、もしかしてマリカしてます!?」
「え、そうだけど…やる?」
「やりたいです!!」
その後イブラヒムさんの隣に座り、おそらく葛葉のコントローラーを借りてマリカに挑む。ゲームをやりながらだと話しが弾む。葛葉が帰ってくるまでには「イブくん」「Aちゃん」と呼び合うくらいには仲良くなっていた。というか葛葉が遅かった。なにやら途中で友人達に会ったらしく、話し込んでいたらしい。後でその人達は来るらしい。
「お、Aやん。どした?」
「葛葉昨日私の筆箱そのまま持って帰ったままでしょ」
「あ、忘れてたわ。今持ってくる」
その後私は葛葉に私の筆箱を返してもらい、そのまま帰ることにした。玄関のドアのノブに手をかけようとすると、勝手にドアが開いた。
「「「え?」」」
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作者名:蒼井 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/5291025/
作成日時:2023年9月1日 19時