仁の22 ページ23
審判「は、背後から出てきたのはぁ……薬研藤四郎と小夜左文字だぁ！？」
薬研「柄まで通ったぞ！！」
小夜「僕の刃……受け止めてよ！！」
改心の一撃。陸奥守と青江の背中に隠れていた薬研と小夜。これは、まんばの布を羽織った時に思いついた戦法で、打刀と短刀でなければ成せぬ技。
A『審神者戦法……影隠し……』
乱「影隠し？…」
膝丸「ああ、主がまんばの布で隠れた短刀を見て思いついた戦法だ。」
髭切「実践で使うには、主は悩んでいたらしいんだけど……。にっこり君と…龍馬君は始めの方から一緒にいるし、隠蔽が高い短刀二振りだからこそ、できた技だよね？♪」
山姥「……だが、これではもう二度目の影隠しは使えなくなった」
観客席で見ていた乱達。審神者は一度使った戦法は使わず、次の戦法からどう攻めるのか心配だった。
小狐「次は、我らの出番ですな…」
江雪「……参りましょう。」
江雪と小狐丸はお互いに背中合わせになり、刀の持ち方を変えた。
ヒュンヒュンっ……
次の瞬間、二振りは背中のままぐるぐると回りに踊るようにして、迫る式神を回り斬る。
審判「おーっと！？なんだこれはぁ！？ぐるぐると駒のように回る江雪左文字と小狐丸！！神崎選手の式神が巻き込まれ、切り刻まれていくぅ！！」
A『審神者戦法……風車』
骨喰「……風車。同じ体格の太刀同士でしか出来ない技だ。」
鯰尾「すげー、凄ーよ主さん！」
山伏「カーッカッカッ！主殿の戦法、お見事なり！！」
観客は盛り上がり、審判も釘付けになる戦いに、神崎はイライラを隠せなかった。式神が一気に減ってしまった。
神崎「クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ！！！」
神崎は地面を何度も何度も踏み、ボラボラになった式神を踏んづける。
神崎「なんでだ！？僕は…生まれつき頭がいいのに！お前みたいなクソガキにぃ！！負けるはずがないんだ！」
陸奥「主とおんしの違いは一目瞭然じゃ」
神崎「なんだと！？」
薬研「大将は、俺たちを誰よりも理解し、向き合ってくれた」
小狐「主さまは、よき審神者であり、よき主です」
江雪「世界は……残酷です。ですが、主が気付き揚げた本丸なら、私は幸せです…」
小夜「僕たちがここまで強くなれたのは………主の、優しさの、……おかげだ！」
小夜は神崎の後ろに回り込み、鞘を神崎の首元に近づけた。それに驚いた神崎は、情けない声を上げて、尻餅をついた。
神崎「ひ、ひぃ！？」
陸奥「勝負ありじゃ」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい！小夜ちゃん薬研たちもかっこいい！更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました！久しぶりで、更新してありがとうございます！また楽しんで読みます、精一杯で応援します！頑張って下さい！！(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集ヘタくそマン | 作成日時：2019年11月9日 16時
