仁の21 ページ22
審神者は、司会に呼ばれると同時に決勝に出る刀剣達も審神者の後ろをついていく。
陸奥「主、胸を張ってもいいき。どうどうと、じゃ♪」
A『………胸』
審神者は成長しない自分の胸を見て、無心になった。審神者の考えてる事がわかったのか、小夜は。
小夜「ど、堂々としてればいいってことだよ(汗」
薬研「そうだぜ、大将。成長期は必ずくるよ。」
小狐「そうですぞ、主さま♪。それに、この小狐丸、小さくても主さまを愛せる自信がございます♪」
そういうものだろうか？と江雪は半分思いつつも、審神者を抱っこし、対戦相手の元へと歩み始める。
神崎「……ふっ」
神崎も入場し、江雪に抱っこされてきた審神者を気味の悪い笑顔を向けて鼻で笑った。
江雪「……主」
A『…ん。』
江雪は審神者を抱っこしたまま小さく耳打ちをする。審神者はそのまま江雪に耳をかたむけた。
江雪「……あの審神者。底知れぬ闇に、包まれています。……私達が、折れる心配はないとはいえ……主、ご用心を、」
A『………はい。』
審神者は小さく返事をすると、江雪は頭を撫でて、審神者を降ろした。宗三や小夜もそうだが、江雪も中々の過保護になってきたなぁとつくづく思う。
神崎「…さぁ、早く始めよう。その愛情やら友情やらのままごとで鍛えられたという甘ちゃんの泣きっ面が早くみたい……」
薬研「……泣くのはそっちだぜ」
薬研の他の審神者の刀剣達も神崎を睨む。審神者の愛情や友情は、ままごとなどというレベルではない。これは、審神者自身の本当の優しさそのものだ。
江雪「……世界は残酷です。」
陸奥「わしらも、遊び半分でこの大会に参加しちょるわけじゃあないき。本気……見せちゃる」
刀を抜いて構える刀剣達に対して、神崎は式神を召喚した。どうやら、ただの式神ではないようだ。
神崎「……さぁ、やろう。」
審判「そ、それでは！開始！！」
ピーッ！という笛の合図と同時に、神崎の式神が一斉に向かってきた。
陸奥「青江！」
青江「……さぁ、斬ったり斬られたりしようか！」
陸奥守と青江が最初に迎え撃ちに出た。二振りは式神を同時に一体ずつ切り捨てた。
ババッ！
審判「おーっと！陸奥守とにっかり青江！二振りの防御は、間に合わない！！」
陸奥「いや、まだじゃ！」
頭上から別の式神。すぐに防御には移れない。と審神者は踏んでいたので、先手は打たせてもらった。
陸奥「薬研！小夜！」
ﾊﾞｯ！
二振りの背後から二つの影。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい！小夜ちゃん薬研たちもかっこいい！更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました！久しぶりで、更新してありがとうございます！また楽しんで読みます、精一杯で応援します！頑張って下さい！！(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集ヘタくそマン | 作成日時：2019年11月9日 16時
