仁の12 ページ13
A『……う、ん』
半分神域に染まっている影響のおかげか、瘴気の進行を抑えている。
小夜「……大丈夫、僕がついてるからね」
小夜は審神者の手を優しく握り、頬に擦り寄る。審神者は、思わずそのまま寝てしまいそうになったが、刀同士がぶつかり合う音で、眠気を覚ました。
清光「オラオラオラ！！」
清光が最後の一匹を仕留めたが、油断はできず、刀剣達は辺りを警戒し続ける。
安定「敵が、来ない？…」
長曽「まだ、何か仕掛けてくるかもな…」
不気味な船が月の光りに照らされてると、その船の姿は更に、禍々しい姿を晒す。
同田「なんて、船だ…」
小夜「……歌仙がいたら、雅じゃないって言いそうだね」
和泉「くっそ、陸奥守達はまだかよ！」
と、和泉守が怒鳴った次の瞬間。
ﾄﾞｶﾞｰﾝｯ！！
黒い塊が船に大打撃を与えた。当たり所がよかったのか、船から火が上がっていた。
安定「え！？今の…」
清光「投石機！！陸奥守達、奪還したんだ！」
清光と安定が喜んでいると、背後から聞き覚えのある声がした。
堀川「おーい！！」
和泉「ん？堀川！！」
後ろから、堀川、巴形、静形が向かってきた。
堀川は、援軍に極めた骨喰、鯰尾がきたこと、投石機を奪還したことを伝える。
静形「投石機は、骨喰の鯰尾の…陸奥守のが動かしているが…」
巴形「……主、その状態では、撤退せねばなるまい…」
巴形は、小夜が抱えている審神者に視線を合わせて、審神者の前髪を整える。
A『……でも、任務が…』
静形「…本歌の者が言っていた。歴史通りならば、この後……新選組がくる。」
堀川「え？……ってことは」
長曽「時間遡行軍を倒すのは、俺達ではなく……」
A『……新選組…』
投石機を時間遡行軍から奪還したことによって、本来の歴史が進んだ。しかし、特別任務であるため、刀剣達ではなく、この時代の者が時間遡行軍を滅することもなくはない。
小夜「……主、それなら、撤退しよう？」
A『…う、ん』
審神者は鞄から強制送還する時計を起動させ、遠くにいる陸奥守達も含め、全部隊を撤退させた。審神者達がいなくなったと同時に、新選組が無事に到着し、本来の歴史が通りにことが進んだ。
審神者は、本丸につくと薬研と政府から派遣されたナースこんのすけによる治療を受け、なんとか瘴気を取り除けたが、油断はできないとのこと。
歌仙「主、おやつを持ってきたよ」
季節はあっという間に冬になり、本丸には雪が多少ある。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月29日 15時) (
レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
莉欄 - 江雪さんかっこいい！小夜ちゃん薬研たちもかっこいい！更新楽しみに待ってます。無理しないでくださいね。更新ありがとうございます (2020年6月18日 20時) (レス) id: 8f4c661b3e (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - 嬉しくてずっと待ってました！久しぶりで、更新してありがとうございます！また楽しんで読みます、精一杯で応援します！頑張って下さい！！(≧∀≦*) (2019年11月10日 6時) (レス) id: b053fedef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集ヘタくそマン | 作成日時：2019年11月9日 16時
