【Tw】酸素吸って暴言吐く

囚われのｊｇ ページ4

「…ふっ」
「え、急に鼻で笑ってどうしたの」
「いや、面白いメールが来た」
「つわはすさんの携帯にもメールって来るんだね」
「おいこらお前」

いけないいけない、P-Pと実況録っている最中だった。
画面にAちゃん、と表示されていたから終わるまで我慢しきれず読んでしまった。

それにしても、


『是非！私も一緒にご飯食べたいｊｇ派です！』

慌てて打ったのかな。
その姿を想像したら可愛くて吹いちゃった。

つか面白くて吹くならまだしも可愛くて吹くとか俺キモ過ぎでしょ。

そしてｊｇ派って何だろう。
ジングル派？
何、キヨくんとレトさんの全身ラジオのジングルの話？

それともジョージア派？
コーヒーの話かな。

あ、もしかしたらジャンプグッズ？
Aちゃんもジャンプ読んだりするんかな。

逆だったらグッジョブ！で分かりやすいんだけどなぁ。

誤字だと分かっていても無駄に考えてしまう自分にもツボってきた。
スマホ画面からゲーム画面へと視線を戻す。

けど、笑いは止まってくれなかった。


「ふっひっ、ひっ」
「マジでその笑い方はヤバイよ」
「笑い方に関してはお前の方が凄いからな」
「え、どんな？」
「HAHAHAHAHAHAHA！って乾いた感じで笑う」
「嘘でしょ」
「ほんとほんと」

それに比べたら好きな子とのメールで少し笑うくらいの俺の方が平和でしょ。


「珍しくつわはすさんミス多かったね」
「やっぱり？」

まさかのメール動揺がゲームプレイにも出るとは…。

反省反省、いやでもAちゃんは悪くない。
彼女の指に反応しなかったスマホが悪い。
そして惑わされ過ぎちゃう俺も悪い。


謎のまとめをしながらP-Pとプレイヤー交代して再び返信をした。





***

誤字は実際に私がiPhoneでしました(５分前)

いつもの有線が聞こえない→←あっちこっちそっちどっち

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