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--- You side
正「あ、誠也くんからLINE来てる」
「わたしを送り届けろって言われてます？」
正「うん。え、誠也くんちに帰るん？」
「そういうことですね…(笑)」
さっき話したことを簡単に説明すると、正門くんは「うわ、絶対なんかサプライズやわ」とか楽しそうにブツブツ言いながら、1つ残ってたから揚げを美味しそうに平らげた。
その後もずっとふわふわでゆるゆるで、やたらくっつこうとしてくる正門くん。
帰り道もゆるゆるすぎて、もはや送ってもらってるのか何なのか分からん状態やったけど、なんとか誠也の家まで帰って来れた。
別れ際に「またあそぼな〜」言うて頭ぽんぽんを食らってしまったのは内緒。
「こんばんは〜、おじゃましまーす…」
誰もおらんのは分かってるけど、なんとなく小声で空間に挨拶をして入る。
着いたよ〜と誠也に連絡して手を洗ってると、すぐに電話がかかってきた。
「もしもーし」
末『おー、ちゃんと送ってもらった？』
「うん！下まで送ってもらったよ」
末『ほなよかった。えっとな、ベッドの横の1番奥のクローゼット開けてみて』
「ほう、ちょおまってな」
なんやろ。
なんとなくワクワクしてきて、クローゼットまでいそいそと歩く。
「開けるで？」
末『おん』
ｶﾞﾗｯ
「…えっ！？」
末『(笑)』
「なにこれ！でか！！」
末『ひと言目それ！？(笑)』
びっくりした。
開けた瞬間、わたしの身長と同じくらいあるでっかいクマのぬいぐるみと目が合った。
「やーん！かわいい！！なんで！？なにこれ！」
末『手に何か持ってない？』
「あ、持ってる、紙袋」
末『それ、プレゼント』
「へ」
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作者名：きうい | 作成日時：2023年1月31日 0時
