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--- You side
無事に帰宅した。
ようやく実現できたこの集まりは私的には結構しっくりくるメンバーで、また次があったらいいなぁと勝手にワクワクする。
正門くんのお店にみんなで行けたっていうのも嬉しかったし、新人の佐野くんとも少しずつ話せるようになってきて楽しい。
というのは、割と想像の範疇の感想。
さっき触れられた手の感触が、まだ残ってる。
最初はなんか当たってんなぁくらいにしか思ってなかったけど、何回離しても追いかけてくるからもういいやって諦めるとそっと重ねられて、見ると意外と優しい顔をしてて。
戸惑いとドキドキで動けずにいると、リチャードさんに突っ込まれてあっさり離れていった。
この前から妙に距離が近くてどうしたらいいか分からん。
帰り道でリチャードさんから色々聞いた限りでは、末澤さんと私の間で起こったことはだいたいは把握してるみたいやった。
でもさすがに、ちゅーされたことまでは知らなさそうやった。
その話題に触れてこんかっただけの可能性もあるけど。
あれこれと思考を巡らせながら先にシャワーを済ませてリビングに戻ると、末澤さんからLINEが来てた。
末澤誠也今日はありがとう!
末澤誠也みんなに色々バラしちゃってごめん笑
ほんまよ。小島くんと大晴くんにいじられるの確定したやんか。
なんて毒付いてみるけど、こういうやり取りすら楽しんでる自分もいる。
Aこちらこそありがとうございました!
Aわりと恥ずかしかったです笑
末澤誠也じゃあお詫びって言うのもなんやけど、出かける時何か1個お願いきくわ
Aなんでもいいんですか?
末澤誠也ええけど、常識の範囲内な?笑
Aじゃあ末澤さんの秘密1個教えてください!
末澤誠也なんやねんそれ笑 秘密かぁ、考えとくわ
いや、ほんまなんやねんそれ。秘密なんか聞いてどうすんねん。
自分で自分に突っ込みたくなるようなお願いをしてしまった。
なんかもっと、パンケーキ食べたいです！とか、夜景見に行きたいです！とか可愛いこと言えへんのか私は。
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作者名：きうい | 作成日時：2022年4月23日 9時
