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--- You side
末澤誠也あ、待ち合わせやけど、Aちゃんの最寄りまで迎えに行くわ
Aえ、車ですか!?
末澤誠也うん、ドライブしつつ色々行けたらいいなって
A最高じゃないですか
ありがとうございます
末澤誠也ほな10時くらいに駅前で
A了解です! よろしくお願いします!
ドライブデートへの憧れはずっとあったから嬉しいなぁ。
はたしてこれはデートなんかと言われれば微妙なところではあるけど。
1週間後やけど既に楽しみ。
浮かれぽんちな頭で意味もなくベランダに出て遠くを眺める。
夜はまだ肌寒いなぁなんて思いながらふと左を見ると、この前は1つだけやったガーベラが3つも咲いてることに気付いた。
「うわぁすごい、元気で何よりや」
いつかの時みたいに写真を撮って、今日はなんとなく末澤さんに送り付けた。
末澤誠也花育ててるんや
末澤誠也綺麗やな
誰かさん達とは違う大人な反応に頬が緩む。
それと同時に、触れられた時の手の温度をまた思い出す。
「あぁもう…どうすりゃええんよ…」
放った独り言は虚しく夜の街に消えていった。
まぁとりあえずようやく連休やし、やりたかったこと色々しよ。
ベッドに入って、あらゆる思いをかき消すかのように、働かない頭でやりたいことを一生懸命考えた。
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作者名：きうい | 作成日時：2022年4月23日 9時
