合コンに行ったら彼氏と遭遇した。【呪術廻戦】【名探偵コナン】

6話 ページ6

.




えーっとまず、ミゲルが可哀想だからやめよう。乙骨のサンドバックとか死亡フラグじゃん…いやもう確定演出。リカちゃんはリカちゃんで乙骨が制御しなきゃ駄目だろ。リカちゃんがマジで来たら安室さんがこの世から何も残らず消え去っちゃうんじゃ…………
………そんな怖いこと言うなよ私。いとも簡単に想像できるのが怖いわ。




「まずこっちには絶対来るな。そもそもこれには深い訳があって」


「訳ってなんですか？！あっもしかして無理矢理付き合わされてるってことですか？そうですよね！すみません僕てっきり相思相愛なのかと思ってて…少し考えればわかるはずだったのにすみません！Aさんが好きなのは僕とリカちゃんなのに……。それよりもそのクソ彼氏って今どこにいますか？」



「だから落ち着け」






話が飛躍しすぎている。
ツッコミたいところがたくさんだが、なんかもう面倒臭いのでスルーしよう。隣で怖い顔しながらスマホに凄い勢いで文字を打ってる奴もスルーしようそうしよう。




「任務で担当した呪詛師が彼氏の後輩だったんだ。慎重に進めたかったから、上にいる今の彼氏に協力してもらったってワケ。どちらかといえば私が無理矢理付き合わしたって感じだけど……」




安室さんは私のこと好き、なんだよな。
電話越しに"だけど？だけどってなんですか！？"って叫んでいるが絶対にこのことは言わない。言ったらどんなことになるかだなんて馬鹿でもわかる。安室さんの身が危ない。




「じゃ、取り敢えずそっちで頑張れよ。乙骨が頑張ってると私も頑張れる。もちろんリカちゃんもだ」


「えっ……そんな………！
　あ、僕、その、頑張ります！」




乙骨がいい方向の思考になったところでプツッと電話を切る。すると肩をものすごい勢いで揺さぶられた。ぐわんぐわんと視界が揺れる。




「ちょっと！任務で付き合ってたなんて僕聞いてない！」


「いや言ってないし」


「そんなことなら早く言ってよ！
　"Aを崇める会"に報告しちゃったじゃん！」


「え何それ怖い！！やめて？！？！」




誰が入ってるんだ一体…いや確かに私は可愛いけど。スタイルもいいけど、怖いわなにそれ。お前らもっとやることあるだろ！！ちら、と五条の画面を盗み見すると、私の写真があった。おいちょっとまていつ撮ったそれ。盗撮じゃないか？？？？



──────────────Aさん！

7話→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す