5 オタク奇譚 ページ6
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伏黒と急いで追いかけようとするも、風のようにどこかへ行ってしまった。…いや、速すぎない?
「あらら、どうしよっか」
「なんでそんな呑気でいられるんだよお前は」
すると伏黒がさっきの子の先輩らしい人にあの子がどこに行ったのか教えてくれた。因みに虎杖悠仁って言うらしい。字面がとてつもなくいいな。
「喪中っぽいけど大丈夫かな…」
「そんなことよりこっちのが重要だろ」
「(そんなこと?!?)」
病院に着くと、虎杖くんと看護師さんが暗い面持ちで話していた。やっぱり喪中じゃんやめた方がいいって。
しかし伏黒は構わずに虎杖くんに話しかけた。スーパードライめ。
「虎杖悠仁だな。呪術高専の伏黒とAだ。悪いがあまり時間がない。オマエが持ってる呪物はとても危険なものだ、今すぐこっちに渡せ」
「じゅぶつ…?って、美人!!脚やば…いでっ!!」
伏黒が虎杖くんを引っ叩いた…あれ初対面だよね2人。
というか、虎杖くんの言ってた美人って伏黒のことだよね、その気持ち凄いわかる。
あ…虎杖くんと伏黒の絡みいいわ。尊い。
「Aっ!なにボーッとしてるんだ急げ!
俺らが追ってきたのは箱にこびりついた呪力の残穢だ!!今すぐ学校に戻るぞ!」
「まじかよ……」
すぐに学校に戻ったが、こりゃお札剥がしたあとかな。明らかに呪物の気配が強くなってる。
案の定虎杖くんの足は震えていて、呪いを信じてなさそうだったけど認めざるを得ないだろうな。
「オマエはここにいろ、部室はどこだ?」
「!!待てよ!俺も行く!やばいんだろ?!
二月やそこらの付き合いだけど、友達なんだ!」
放っとけねぇって!
…うん、ただの良い子じゃん。なんか心が痛いよ。
でも…祓い方を知らない君が行ったところで足手纏いだ。伏黒がここにいろ、と虎杖くんに言い一緒に学校に入る。
「…虎杖くん、来ちゃダメだからね」
「っ、でも」
「行くぞA」
後ろめたい気持ちはあるが、これは私たちで片付けなければいけない。あと早く東京に帰りたいんじゃこっちは!!予約してたアニメ溜まってんだわ!!
「私は呪いを祓う、伏黒は虎杖くんの先輩達をお願い」
「わかった、無茶するなよ」
二手に分かれて私は階段を登っていく。
ラグビー場にいた奴…先に祓っとけばよかった!!いつの間にかいなくなってるし!腹立つ!!どこ行った!!
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かぐや - あなたは神ですか?最高の作品をありがとうございます! (4月29日 19時) (レス) @page50 id: 41bd4258fc (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 追記: 好きすぎて「ええやん!!」と叫んでしまって親に「煩い!とっとと寝ろ!」と怒られました....仕方ないだろぉ、最高なんだからこの小説、最高なんだから (7月11日 19時) (レス) id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃ良い愛され具合.....もしかして小説書かれていますか?本を出版していらしやすか?めちゃ好きなので続き欲しいでやす!あと、受験生って同じですね。頑張りましょう (7月11日 19時) (レス) @page34 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
くさ - 制服、下はほぼ足なのに上は野薔薇ちゃんと一緒で長袖なの良いですね…!!この小説大好きです!「終わり」になってますがまだ書く予定があるなら更新無理なく頑張ってください! (2022年12月27日 9時) (レス) @page32 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - うっうっうっう(ないてる)好きすぎて、でも虎杖が死んだってときは知ってるはずなのに泣いちゃって…好きですありがとうございますオタクとか最高すぎん????????更新応援してるぜ!がんばってくだせぇ! (2022年10月6日 7時) (レス) @page27 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くせらや | 作成日時:2022年8月26日 13時