22話 ページ24
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「ハリー・ポッター!!」
フーチ先生ではなく、まさかのマクゴナガル先生の登場に騒がしかったグラウンドは静まり返った。
そしてとぼとぼとハリーが先生に連れて行かれるのを、スリザリン生がクスクスと笑ってみせる。
無論、マルフォイもその一人だ。
「……ハリーは、退学になるのか...？」
しかしAの悲しそうなその声に、ぴたりと笑う声が止んだ。
と同時に、グリフィンドール生が必死に慰め始める。
Aの今までの行動やハリーたちと仲良くしていることから、グリフィンドール生は密かにAと話す機会を窺っていた。
元々血筋などを気にしない人が多いため、すっかりAの沼にハマってしまった彼らは今がチャンスだとばかりにAを囲う。
何よりも、スリザリン生であるラグラッタの煽りを華麗に交わし尚且つ舌戦を勝利し尚且つ並外れた実力で魔法を繰り出したAに誰もが憧れたのだ。
しかしそれが面白くないのがスリザリンである。
「離れろ野蛮なグリフィンドール!!」
「なによ!貴方たちがAを悲しませたんじゃない!!」
「ポッターのせいだろ!!!」
「元はと言えばマルフォイだろーが!」
ギャーギャーと騒ぎ始める両者に、ロンは少しハリーを不憫に思った。
「(あーあ……せっかくハリーがAにアピールしたのに)」
ロンはわかっていた。ハリーがAにクソデカ感情を抱いているのを。
もちろんハリーはネビルのために飛んだのだが──それだけではないのもわかっていた。
そう、かっこいいところを見せたかったのである。
しかしその結果これだ。
何故かAの株が急上昇し、スリザリンまでもが庇うようになってしまった。
何を言おうハリーのライバルが急激に増えたというわけだ。
「今後一切Aに近づかないでちょうだい!!」
「お前らに指示される筋合いはねえよ!この、穢れた血め!!」
「なんだと？!？!」
かなり無茶苦茶なことをグリフィンドールは言っているが、もう突っ込む人が誰もいない。無法地帯だ。
事の原因であるAですら、左腕をスリザリンに右腕をグリフィンドールに引っ張られもうされるがままである。
「(A……どうか無事で)」
ロンは揉みくちゃにされている友人を諦め、願うことにした。
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すしを(プロフ) - 作者様受験合格おめでとうございます！ (2月7日 4時) (
レス) @page23 id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - くせらやさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖☺️ (2月4日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - ベルモットさん» 文章の色気なんて…っ😭その言葉が浮かぶ貴方様の語彙力が素晴らしすぎます😭✨最高の褒め言葉ありがとうございます！！まだまだ未熟ですがこれからもっともっと頑張りたいです！コメントありがとうございます！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - たきききさん» ほんっっっとに長い間放置してしまいごめんなさい🙏🙏🙏お待たせしましたお待たせしすぎました！！！これからも続きが気になるような作品にできるよう頑張ります！！コメントありがとうございます！！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - せらぴーさん» うわあああありがとうございます😭🙏尊敬だなんて恐れ多いですがとてもとっても嬉しいです！！！更新が滞ってしまい大変申し訳ございません…！まじでめちゃくちゃモチベ爆上がりです😭✨ありがとうございます！ (8月7日 16時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くせらや | 作成日時：2023年3月3日 17時
