12話 ページ14
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地下牢に入ると、マルフォイは1番前に席を陣取っていた。横には友達を2人連れている。
その後ろにはハリー、栗色の毛の女の子、ロンがいた。空いてる席はロンの隣か、マルフォイたちのとこだけど……あそこはあれだ、絶対領域のような感じだ。
周りの女の子たちも、彼を憧れの目で見るだけで近づこうとしていない。
「…ごめんね、どこも空いていないんだ。隣、いいかな？」
「…A？」
「うん。僕だ」
迷った挙句、ロンの隣に行くことにした。
案の定ロンは目をぱちくりとさせ、隣にいた女の子も僕を不思議そうに見つめている。バチッ、と目が合うとすぐに顔を背かれてしまった。
…僕相当嫌われているな。これは困った。
「……A、あの、」
「うん。ごめんねハリー、ちゃんと話すから」
これ以上彼らのことを避けるのは失礼だと思った。しっかり理由を話して、友達になりたい。
そう思って2人に微笑むと、不安な顔が安心したような顔になった。
──Aは自分の考えが変わってきているのに、気づいていなかった。
その考えが、後々どうなってしまうのかも。
「この授業では杖を振ったり馬鹿げた呪文を唱えたりはしない。魔法薬学調合の美妙な化学と芸術的な技を、諸君が理解出来るとは期待していない」
ロンが口を開いた時、バン!と勢いよく入ってきたスネイプ先生。たしか、父様の後輩だった気がする。あの人がよく話していた。
…コウモリみたいな人だなぁ。
「だが、一部の素質のある選ばれた者には、伝授してやろう、人の心を操り感覚を惑わせる技を。名声を瓶の中に詰め、栄光を醸造し、死にすら蓋をする、そういう技を。……ところで」
「諸君の中には自信過剰の者がいるようだ。既にホグワーツに来る前に力を持ってるから、授業など聞かなくてもいいと言う訳か」
おっと、初日から授業を聞いていない子がいるのか。随分と勇気のある子だな。
そう思って周りを見渡していると、ねっとりした声で「ミスター・ポッター」という声が聞こえた。
…わお、ハリーやるなぁ。
「その名も高きミスター・ポッター」
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？」
「……わかりません」
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すしを(プロフ) - 作者様受験合格おめでとうございます！ (2月7日 4時) (
レス) @page23 id: 83df5084ef (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - くせらやさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖☺️ (2月4日 21時) (レス) id: f769238e4f (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - ベルモットさん» 文章の色気なんて…っ😭その言葉が浮かぶ貴方様の語彙力が素晴らしすぎます😭✨最高の褒め言葉ありがとうございます！！まだまだ未熟ですがこれからもっともっと頑張りたいです！コメントありがとうございます！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - たきききさん» ほんっっっとに長い間放置してしまいごめんなさい🙏🙏🙏お待たせしましたお待たせしすぎました！！！これからも続きが気になるような作品にできるよう頑張ります！！コメントありがとうございます！！！ (8月7日 17時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
くせらや(プロフ) - せらぴーさん» うわあああありがとうございます😭🙏尊敬だなんて恐れ多いですがとてもとっても嬉しいです！！！更新が滞ってしまい大変申し訳ございません…！まじでめちゃくちゃモチベ爆上がりです😭✨ありがとうございます！ (8月7日 16時) (レス) id: 7fb7a1a4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くせらや | 作成日時：2023年3月3日 17時
