kzと成城学園 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:57,506 hit

違うページ16

環「ううん？そういうことじゃなくてねぇ。ウチは目についた奴を全部やるわけじゃない。女なんかレディースの奴にしか手は出さない。だから。ウチは加賀見には手は出してない。ただ一回しめただけ。」

何・・・それ。

彩「てことは・・・。一回しめてそれきりなわけ・・・？」

環「・・・そうだよ。多分。ウチがしめた後に誰かが襲った。」

彩「環奈に似た人ってこと・・・？」

環「だね。」

似てる人なんて１人しか思い浮かばない。

環「花怜は違う。花怜を疑うのはやめて。」

彩「そういうことじゃなくてね・・・！」

環「そういうことじゃなかったら誰疑ってんの？」

冷たい目。あの時と同じ。

彩「花怜だよ。それ以外に環奈に似た子がいる？」

環「・・・花怜は蝶蘭にいるのに。」

彩「蝶蘭であろうがそんなのは私は知らない。私情を持ち込まないで。」

環「花怜がそんなことするわけないっていってんの！」

彩「それが私情でしょ」

環「調子のんなよ。」

彩「そっくりそのまま返す。」

頭ガンガンする・・・

麗「環奈！」

パシッ

彩「・・・何してんの？」

環奈の腕が麗香につかまれている。

環「何わかったようなこといってんだよ。汚れがない奴は全員こ「パシンッ」

部屋の中に乾いた音が響いた。

環「っ！？」

彩「・・・目ぇ覚ませ。身内だから庇うのか？そんな奴族にいらない。」

環「・・・。」

彩「族の総長が汚れないわけないだろ。全部下がやったことは総長のせいになんだよ。」

環「・・・彩ちゃんは何もわかってない！」

バンッ

扉を勢いよく開けてでてった環奈を麗香と朔が追いかける。