再会から始まる運命の歯車

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こういう時は、

「また今度。時が来たら話すよ(とびきりのスマイル)」

そう言って逃げる。

私がやっている、やり方の1つ。時がきたらっていうのは、今度出かけるときに話そうと思っている。

だから、それまでは、秘密にしておく。

えっと、確か忍に部屋は若武の部屋の隣って言っていたよね。

ここか。

ドアをノックしようかと思うが緊張する。なんでだろう？1回深呼吸をしてドアをノックすると、い

きなりドアが開いてわたしは、後ろに倒れた。

「あ。ごめん。ゴメン。」

そういうなり中から出てきた忍は私に手を差しのべた。その手を受け取り立ちあっがったが痛い。

いったー。本当に痛い。

鼻の頭と、おでこ、下半身はそんなにいたくないけど。

「ちょっと忍。いきなり出てこないでよ。」

抗議するように言うと、

「だって、俺そこに人がいるのわからないんだもん。」

反論された。

私、これなんてかえせばいいんだろうか。

まぁとにかく、用件だけ伝えて、手当しよう。

「朝食が準備できたみたいだから、食堂に行ってね」

そういい、自分の部屋にまっしぐら。怪我をしている顔をあんまり人に見せたくなかったから。

部屋に入り、顔に四角い絆創膏を貼った。

そして、洋服を、少し大人っぽい部屋着に着替えた。

鏡を見て顔の傷がちゃんと絆創膏に隠れているか確認していた時、絆創膏から、血が出ているのが

わかった。大変だ。急いで絆創膏をとり、ティッシュで止血しようと思ったが、止まらない。

しょうがないので、部屋にある、救急箱から、ガーゼをとり、四角く切って、その上に、テープを

貼った。だけど、これじゃ、また血が出てくる。なので、予備にガーゼをもって、翼を起こしにいこ

うと思った。一応マスクをしてね。

あーあ。なんか今日は波乱の予感がする。

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