再会から始まる運命の歯車

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「は〜い。」

小春が出ようとしてるけど…

「出なくていい。むしろ出ないでほしいんだけど。」

そう伝えると、小春は不思議がりながら答えた。

「知り合いなの？」

知り合いだって？もちろん。日本からついてきた、ストーカーですよ。

でもさすがに出ないのは可哀想か。

「まあそうだよ。仲いいんだ。ごめん引き止めちゃって。」

「それなら出ていいよね。」

「うん。でも家には入れないでほしい。」

「了解！」

そう言ってドアを開けて…

外にいたのは案の定KZの皆だった。

「こんにちは。お嬢さん。ここに立花 彩という人が来ませんでしたか？」

KZの中で一番社交性があると思える黒木君がでた。あれっみんなはいないのかな？

　「おい。なんでお前が出るんだよ。」

　「そりゃあお前が出たら大変なことになるからだろう。バカ武。」

　「お。やんのかバカ杉。」

　「受けて立とう。」

　「ちょっと二人とも落ち着いて。」

「えっ。」

いた。

小春も戸惑ってる。

そりゃあそうだろう。いきなり男の子が5人も来たんだから。

「い、い。」

いないっていって！

心の中でテレパシーをおくる。

「い、い、」

その調子！

「イケメン！」

…え？

私はすっかり忘れていた。その5人がみんなイケメンだって事に。

あっそういえば。

「います！どうぞ上がって下さい！」

小春はイケメンに弱いんだった…

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