再会から始まる運命の歯車

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えっ これって…。

「最後の手紙って…どういうこと？」

急いでみんなに連絡しようとスマホを開く。

みんなの連絡先を見つけるのに時間はかからなかった。

でも、ラインだと、見てもらえないかもしれない。だから電話をした。

「もしもし若武？明日も集まって…やっぱ今から集まってほしいから、みんなに連絡してくれる？」

『なんだよいきなり。いまから、ブラジル対日本のサッカーの試合があるのｎ』

「ごちゃごちゃうるさい！いいから早く。みんなの意見を聞きたいの！わかった？」

『お、おう。』

つい怒ったように言ってしまったけど…なかまの命がかかっているかもしれない！

そう自分の心に言って、みんなにかけた。

かけ終わるころには8時になっていたけど、もう私たちは大人なんだ。12時ぐらいまでは普通に起きれる！

いそいで荷物をまとめて、昼間のスタバへ急いだ。

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「もうなんなんだよ。試合ずっと楽しみにしてたのに…」

皆来てくれた！嬉しい気持ちとは裏腹に、心臓は100キロメートル走った後のように、バクバクいっている。

「みんな。まずはこれを見てほしいの。これはね…」

みんなにすべてを話した。

「う〜ん。さっきは知られたくない事もあるって言ったけど…帰りたい。怖いって書いてあるから、助てあげたいね。」

「でも、会ったんだろ。小塚に。元気そうだったか？」

そう上杉君に言われて気が付いた。う〜ん。でも、たいして変わっていなかったような…

あっでも少しやせていたような。

そのことを口にすると皆はびっくりしていた。

「小塚がやせるなんて…何が起こったんだ？」

「あの、親子そろってのでぶが痩せたのか。これから月が落ちてくるのかな？」

「おりえなくもないね。」

…ちょっとディスっているように聞こえるのは私だけ？

「もうちょっと真面目に考えてよ！」

そういったら、

「でもさあ。まずこの手紙を小塚が書いたのかさえ分かっていないのに、話して良いのかな。」

「確かに。立花昼間怒ってたし、女は変わるしな。」

は。なんでこうなるの！と言おうとしたら…

さっきまで黙っていた上杉君がいきなり、

「これ。上から縦によんでみ。」

へ。いきなりどうしたんだんだろう。

上杉君の言った通り、縦に読んでみ…え。

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