再会から始まる運命の歯車

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そういえば、今日って小塚君の誕生日じゃん！

うそ、どうして私忘れていたんだろう。

どうしよう。何も持ってない。何か買いにいく？でも、そうこうしているうちに、あと5分！

そして私の目に留まったのは、スタバの棚に置いてあるクマちゃんだった。

うーん。小塚君じゃ喜ばないかもしれないけど…まあ、いっか。

そう思ってそのクマちゃんを買った。これで一安心。

「おー。席取っといてくれたの。ありがとう。」(七鬼)

「こんなに早いんじゃ、将来あーやとデートする人、可哀想だね。」(黒木)

「別に、早く来るのはいいことだろ。」(上杉)

「おー。あーやにお熱かバカ杉。」(若武)

「…。」(美門)

…あれ。小塚君は？

「小塚君はどうしたの？」

そういって黒木君のことを見ると、

「連絡がつかなかったんだ。」

「しかも、ここ数か月、消息が絶たれているんだ。」

少し悲しそうに、黒木君がそういった。

ん？これはもしや…

「事件だ！やったな諸君。これで、KZ復活かもしれんぞ！」

自信満々に言ってるけど、事件があることはいいことじゃないんだよ…。

私の思いも虚しく、みんなやる気だ。

もちろん私も、参加したいけどね

「というかまず、今何をしているか、言おうよ。若武なんて、すごいぞ。」

忍の言葉で、確かに、私、みんなが何やっているか知らないことに気付いた。

「そうだね。」

「じゃあ、特別にリーダーである、俺から言おう。」

はいはい。リーダー気取りも、定番すぎて慣れちゃった。

「俺は、明治〇学に入っている。もちろんサッカー部だ。」

えっすごい！明〇大学は、2020年で、一番サッカーの強い学校なんだよ。

若武は、昔、膝を怪我をして、もうサッカーはできないとまで言われていたから…
　 感動して目がうるうるしちゃう。

「じゃあ、次、俺ね。俺は、普通の学校だけど、一応、七鬼家の当主になったから。いま、ものすごくお金持ち。」

こっちもすごい！七鬼家は、とっても有名な陰陽師の一族らしいけど…よくわからない。

まあ、当主だもんね。

えっつまり、お父さん死んじゃったの？

「お父さんは、死んでないよ。」

私の心を読んだように、そう言ってくれた。ふう。

はあ。小塚君は、どうしたんだろう…。



作者…いろんな理由で、自己紹介が中途半端です。が、10などで、入れます。

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