再会から始まる運命の歯車

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「彩ーー」

声をかけられて、ふりかえると、大学の同級生小春が手をふりながらはしってきた。

小春ちゃんは、私の友達で高校のころ一緒にドイツ留学してたんだ。

でも、私になんか用事かな。

「あのね、ディズ〇ーランドのペアチケット当たったの！」

私はびっくり。

だから、思わずこう聞き返したんだ

「えっ、ほんと？」

「あのね、こんなんで嘘ついたってしょうがないでしょ」

ペアチケットっていっていたからだれと行くんだろう。

そう思っていると、

「あの、一緒に行かない？」

と、照れたような声が聞こえた。私は別にこれから予定もなかったから、

「いいよ。いつ？ スケジュール合わせよう。これから時間ある？駅前のカフェで話さない？」

というと、次は明るいこえが耳元で聞こえた。

「ありがとう。えっと私駅でまってるから帰る準備してきな」

返事をし、帰る準備をした。

小春とディズ〇ーに行けるなんて幸せだなと思いながら。

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