彼女がいない職場など ページ5
※主人公が入院中のお話です※
｢おお、坂口君。彼女はまだ入院中かね？｣
｢吉永様…えぇ。全快するまで職場には来ないよう言い聞かせていますので。｣
｢そうかい…矢張りそれが一番良いのだろうが寂しいねぇ。僕ぁ、彼女が淹れるお茶が恋しいよ｣
｢新人もそのうち美味しいお茶を淹れられるようになりますよ｣
｢そうなると嬉しいのだけど、しかし…彼女の一流の心遣いを受けてしまうと、新人さん達には悪いがどうにもハードルをあげてしまうね。ハハァ、これじゃあ僕は俗に言う老害なのかな｣
｢そんなことはありません。彼女はきっと…いいえ、必ず喜びます｣
｢ハハ…確かに、あの挑戦的な笑顔が目に浮かぶよ。そんな顔をまた見られるよう僕もまだまだ頑張らなくては。彼女によろしく伝えておくれ｣
｢はい、必ず｣
ここ最近、移動中の廊下や階段でこんな会話ばかりしている。
今日だけで三人ほど声を掛けられた。
お陰様で僕はあの病室へと足繁く伝書鳩をする羽目になる。
しかし結局は、彼女がはにかんで復帰を急く姿を見てはホッとするのだから困りものだ。
思わず溜め息を吐いた。
それから訳もなく首を振って給湯室の前まで足を運んだ時である。
｢ちょっと聞いてよぉ〜今日の先方も『お茶が一味足りない』って言うのよぉ？一味って何よ一味って。その肝心な一味が全く説明できないくせに文句はすぐ出てくるってどういうことよ!?どこまでオキャクサマなワケ!?｣
｢まぁまぁ、それって(人1)先輩のせいでしょ？あの人女性エージェントの出世頭でバリバリ働いてるくせにまだお茶汲みしてるんだもん。そりゃあ男が調子に乗るでしょ｣
｢何ソレ〜？まさかあの人、この現代社会でまだ女はお茶汲みも仕事だと思ってるクチ？ゲェ〜案外頭古いんだぁ〜嫌ねぇ｣
｢案外そうやって媚び売って仕事貰うのかもよ？｣
｢うわ〜それ本当だったらまじショック〜憧れてたのにぃ〜｣
｢バリキャリウーマンの裏の顔見たり？アハハ!!本当はあの人、蓋を開けたら大したことないんじゃない？｣
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桐 - おぉ早い！ありがとうございます<(_ _*)> (2017年12月27日 23時) (
レス) id: 04a457cb17 (このIDを非表示/違反報告)
kyyk(プロフ) - 桐さん» 桐さんへ
リクエストありがとうございます！
クリスマスもいよいよ本番ですね(*´∀｀*)Merry Christmas! (2017年12月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 528c1861fb (このIDを非表示/違反報告)
桐 - リクエストです！カレンダーと安吾さんを絡めて欲しいです(゜-゜)(。_。)いつも楽しく読んでます。これからも頑張ってください！応援していますo(^-^o)(o^-^)o (2017年12月24日 20時) (レス) id: 04a457cb17 (このIDを非表示/違反報告)
kyyk(プロフ) - 夜桜 暁さん» 夜桜 暁さんへ…コメントありがとうございます(･ω･)ゝ最近中々頭が働かないので地道に地道に更新ネタを考える日々です。
それでも見放さずに応援してくださる温かい言葉にとても支えられております(´;ω;｀)ありがとうございます!! (2017年11月11日 18時) (携帯から) (レス) id: 528c1861fb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 暁 - この作品が大好きです！ずっと前から、応援させて頂いてます。これからも頑張って下さい。コメント失礼致しました。 (2017年11月4日 5時) (レス) id: c5e0ba92a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyyk | 作成日時：2017年5月3日 12時
