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ゆっくりと意識が覚醒していく。
夢から覚めるように目覚めた私は、真っ暗な明かり一つない空間に漂っていた。
意識が覚醒すると同時に、今の私が身体の奥底から溢れんばかりの力を宿したエネルギーの塊のような存在だと、自然に理解した。
周りを見渡してみると私と同じような存在は沢山いると感じられる。
しかし、これらには自我というものが存在しておらず形も人魂のような形をしている。
それらにいくら話しかけてみても応えることは無く、無視というのにはかなりおかしかったから自我が無いで間違いない。
そして、この暗闇の世界には、私の三度の飯より大好きな、気まぐれに変わる美しい空が見られなかった。
ただただ暗いだけで、禍々しい未知なるエネルギーというエネルギーがそこらかしこに充満している。
私はその中に漂っている、人の形をとった小さなエネルギーの塊に過ぎない。
普通なら怖い、恐ろしい、逃げたい、家に帰りたいと思うはずなのに全然そんなことは無い。
私が死んで異世界に生まれ変わったということがよく分かった。
『あぁ、私は生まれ変わったのか』
なんでだろうか、怒涛の勢いで起こった出来事を全てすんなり受け入れることが出来た。
自分が死んだことも、生まれ変わったことも、このエネルギーで満ちた世界とも。
全部全部受け入れられた。
けど、一つだけ、あの大好きな美しい空を見れないというのが酷く心に突き刺さる。
だって、こんな真っ暗闇の世界に空なんてあるとは思えない。
『そういえばあの声、なんだったんだろう』
見れないというのがとても心苦しいので空のことを考えないように、わざと話題を変える。
ここに来る前にいたところで聞こえてきた、異様に機械的な声。
スキルがどうの耐性がどうのとか言ってたけど、まさかゲームの世界みたいに何か凄いのが使えるのだろうか。
私はすっと立ち上がって、聞こえてきた声を必死に思い出しながら色々試して見た。
本当に厨二っぽくて恥ずかしいことから死にたいと思うことまで、色々。
怪我の功名ならず、屈辱の功名で私の能力とかその他諸々知ることが出来た。
もう、あんなこと二度とやるか。
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柏餅(プロフ) - 神すぎます！ (4月1日 16時) (
レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - ヤバい。ディアブロが尊い！キュン死する (2023年2月8日 21時) (レス) @page46 id: 837bde91a6 (このIDを非表示/違反報告)
白夜ᘛ⁐̤ᕐᐷ - うぅ、続きが気になりすぎて永遠に寝ちゃいそうです……死んじゃいます…それほどしゅき (2022年8月5日 17時) (レス) @page41 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 主人公の設定から好きぃ…。めちゃすきぃ…v (2022年7月17日 20時) (レス) @page41 id: 9cf2b69289 (このIDを非表示/違反報告)
野原の出雲 - クソッこの作品を見たいが為にテスト勉強が出来ない…！どうしてくれるんですか！！(( (2022年5月28日 21時) (レス) @page39 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇潰し | 作成日時：2022年1月14日 21時
