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〜15〜 ページ21

そのまま私は背中に足が置かれた状態でこれまで起こったできごとを全て話すことになった。

何気ない日常をすごしていつものように空を見上げそのまま寝てしまって、気が付いたら死んでよく分からない空間で声を聞いて、この暗闇の世界で目覚めたこと。

その後に起こったことも全部全部話した。

だって、話さないと殺されそうな雰囲気だったから。


「つまり、あなたは転生者ということですか」

『転生者?』

「本当に何も知らないんですね」

『この世界で生まれてからまだ一年も経ってない』

「(転生者。
それなら生まれたばかりであの強さというのは納得いきますね。
それに、フシェ爺という人間、どこかで聞いた覚えが……)」

『(また黙り込んだ。
てか、足退けて欲しいんだけど……さっきから少しずつ押さえる力強くなってる)』

「クッフフフ、ますます良いですね」

『は?』

「あなた、私の直系眷属になりなさい」

『……直系、眷属?』

「えぇ、そうです。
簡単に言えば私の直属の部下ですね。
拒否権はありませんので、これからよろしくお願いします」

『(逆らったら殺される。
けど、従いたくもない相手に何にもなしに従うなんてごめんだ。)
よろしくお願いします、首領(おかしら)

「待ちなさい、その呼び方はなんですか?」

『私の世界にあった、配下の者が組織の頂点に立つ者への呼び方の一つです。
ご気分を害されたならば、お変え致しますが(呼び方一つで機嫌が悪くなる器では無いですよね)?』

「……いえ、そのままで構いません。
(クフフ、そうでなくては。
簡単に従われたら、それこそつまらないですからね)」


この日、私は強制的に首領(おかしら)を得た。

直属の部下が自分以外に負けるのは許さないと言って、その日から私は毎日のように扱かれている。

だが、それは決して悪いことではなかった。

私の持っている力の全てを自分で理解し、より上手く扱い、より上手く力を隠蔽するというのは空を見上げることの次に楽しかった。


それに、気付かぬうちにフシェ爺から受け継いだ能力についても知ることが出来たから。

フシェ爺には感謝しかないが、ひとつ聞きたいことがある。

もしかして、あの守護人形(ガーディアン)ってフシェ爺の言ってた執事筆頭だったりしますか?

……えっ、聞かなくても分かる?

そうですか。






……………そうして、何百年の月日が流れた。

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柏餅(プロフ) - 神すぎます! (4月1日 16時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - ヤバい。ディアブロが尊い!キュン死する (2023年2月8日 21時) (レス) @page46 id: 837bde91a6 (このIDを非表示/違反報告)
白夜ᘛ⁐̤ᕐᐷ - うぅ、続きが気になりすぎて永遠に寝ちゃいそうです……死んじゃいます…それほどしゅき (2022年8月5日 17時) (レス) @page41 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公の設定から好きぃ…。めちゃすきぃ…v (2022年7月17日 20時) (レス) @page41 id: 9cf2b69289 (このIDを非表示/違反報告)
野原の出雲 - クソッこの作品を見たいが為にテスト勉強が出来ない…!どうしてくれるんですか!!(( (2022年5月28日 21時) (レス) @page39 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇潰し | 作成日時:2022年1月14日 21時

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