見られちゃいけないモノ ページ13
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せっせと包帯を巻いていく。
私たち二人の間に会話なんてない。
‥‥‥‥‥声は聞きたいけれど、話しかけてこられると怖い。
何故なら･･････ 先刻 【 見られちゃいけないモノ 】を
【 見られてしまった。 】 から。
何て云われるか恐ろしくて考えられるもんじゃない。
「A。」
『はっ･･･い･･･。』
「ふふふふふふふっ･･････」
思わず声が裏返ってしまった。
そして、此処何分かの間にこんな風にして遊ばれている。･･････
− 1分後 −−
『終わったよ。』
「助かったよ。」
服を身に付けていく太宰。
私は道具を片して、珈琲を入れる。
‥‥‥それにしても、包帯の下があんなに大変な事になって居るとは‥‥
包帯巻き慣れてて良かった。
ふわっ ))
後ろから何かに抱き付かれ、頭には顎が乗せられた。
「そんなに恥ずかしかったの？」
『い、云うなよ莫迦！！』
何の話をしているかと云うと、例の妄想画の事。
先刻も云ったけどばっちり見られてたんだよ。
この後、爆弾発言が落とされる。
【 してあげるよ。 】
パリンッ ))
手に持っていた珈琲カップが滑り落ちて割れた。
『あ、ごめんなさい！』
思わず敬語になってしまった。
屈んで割れたカップを拾っていると、破片が手に刺さり、
其処から血が垂れる。
「あーあ〜‥‥勿体無い。」
太宰は切れた方の手を取ると、指からカップの破片を抜き、
指を‥‥‥‥‥
『駄目･･･太宰！其れはだ‥‥』
口の中に入れられて、レロレロと舐められる。
何とも云えない舌の感触が指を擽りゾクゾクを背筋に這わせる。
暫く舐められると、その後は優しく甘嚙みをされ始める。
きゅぽっ ))と太宰は口から指を引き抜いた。
でも、未だ手首を掴まれたまま。
「ねぇ、一寸触ってみてよ。」
『何を‥‥』
次を云う前に太宰は再び私の指を口の中に入れる。
「ふごはひへ。」
躊躇いながらも、太宰の口の中で指を動かす。
内頬や、口蓋、歯茎‥‥色々な処に触れてみても、特に変わった事は無い。
【 人間にとって。 】
『若しかして‥‥‥』
「若しかしなくても、‥‥‥気づいた？」
もう一度其処に触れてみる。
『‥‥ 牙が･･････無い？ 』
葉の部分に触れると其処にはある筈の牙がなかった。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月12日 12時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 七海の狐さん» 有難うございます♪可愛いと云って頂けて嬉しいです(*´▽｀*) (2018年11月26日 17時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
七海の狐(プロフ) - ……めっちゃ良かったです……可愛かったですありがとうございます(｀･ω･´)あと、完結おめでとうございます！！ (2018年11月26日 9時) (レス) id: 387999ad37 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 莉々さん» えｒいですね〜ｗｗリクエスト有難うございました♪次回作でも宜しくお願いします！チャットにならない様に返信不要です♪ (2018年11月16日 17時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
莉々 - 月瀬ゆうめさん» 続きありがとうございますぅぅぅぅぅ！太宰さんめっちゃえr（（殴もうすごい良かったです！（語彙力）ありがとうございます！ (2018年11月12日 17時) (レス) id: a7ec830862 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月瀬ゆうめ
| 作成日時：2018年8月18日 15時
