続き ページ39
-
太宰も部屋に入って来た。
何時もは五月蠅い太宰も今日は静かだ。
先刻まで貼られていた冷えピタを手に取ると、
「何此れ、温いっ!ぬる過ぎだよっ!!」
前言撤回、何時も通り五月蠅い。
「そんだけ熱があるってことだ。静かにしろ。」
何時もより落ち着いた声で話す中也に太宰も珍しく大人しくなる。
『ねぇ‥‥‥‥‥‥‥』
「何だい?」
起き上がって呼びかける。
まぁ、私の次の一言で五月蠅さを取り戻すんだけど。
『お風呂入りたい。』
「莫迦か?」
「莫迦だよ。そんな事も知らないの?」
「黙れクソ鯖!」
今の願い。 汗かいたからお風呂入りたい。
「まぁ、確かに其の状態だったら気持ち悪いよね。」
「でも、此の熱で一人で入らせるってのも危なくねェか?」
と、1人は考え出す。
「いい方法あるよ。」
考える素振りもせずに私達にいう太宰。
「何だよ。」
怖い‥‥‥‥‥‥‥怖いよちゅやさん。 そのお顔写真に収めさせて頂きたい。
「一緒に入ればいい。」
『何処に』
「お風呂にさっ!」
『何か中也いい方法ない?』
キラッ という効果音が付きそうな勢いで云った太宰を無視して、
中也に助けを‥‥‥‥‥‥‥
『如何した中也。』
「水着来て入れば大丈夫か。」
『おいっ!』
「じゃ、タオルか。」
『一緒に入る前提かよ!』
頭が可笑しい。 (((uдu*)ゥンゥン可笑しいヨ。
「この世界では常識なんだよ。知らないのかい?」
『嘘コケ。「「嘘じゃないよ。」あ、そうなの?何て云うか阿保!!』
知ってる?ある地域では阿保は最高の愛情表現なんだよ。
『一人で入るから大丈』
立ち上がるとクラっとして、其れを二人に抱きとめられる。
「サンドイッチ。一人じゃ歩くのもままならないんでしょ?」
一人じゃ危ないよ。此処お風呂広いし。
『うぅ‥‥‥‥‥』
虚を突かれて返答に困るしかない。
「まぁ、お風呂は少し置いといて、
【 頂くよ。 】」
ブツッ ))
『っ‥‥‥‥‥』
今回は痛かった。
其処迄じゃないけど、痛かった。
ジュル‥‥じゅっ‥‥‥‥ ))
とても空腹の時の食事のように、結構な勢いで血を吸われる。
「手前!‥‥‥‥‥はぁ‥」
今、思うと太宰の顔色が悪かったような気がする。
中也の方を見ると中也の顔色も悪いように見える。
『良いよ。吸って?』
中也も血を飲み始めた。
一緒にだとっ!? リク 楓歌様!→← 看病 リク 太宰いずな様!
686人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月瀬ゆうめ(プロフ) - nirさん» 拒否権はないぜよ(笑)一寸書き直しとこ・・・・ 云うとしたら誰が云うんでしょうね〜 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
nir(プロフ) - そのまま「拒否権はないぜよ」って読んでしまって笑った (2018年8月18日 21時) (レス) id: f5c5084d90 (このIDを非表示/違反報告)
楓歌 - わかったー、ゆうめって呼ぶね〜〜 (2018年8月17日 17時) (レス) id: 64f6769e17 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 楓歌、良いよ〜♪好きなように呼んじゃって〜 (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - ひにゃたこさん» いや、何て寸劇をしてんだろうか。存分に吸われてくだしゃい!!!妄想の世界で!!! わかりますよその気持ち。世の変態さんは私の同士様なんではないだろうか・・・・つい先日変態と云う事を認めましたよ(笑) (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年7月7日 11時