痛い吸血 ページ23
.
ズッ ))と先刻の穴に入っていった牙。
其処を再び強く噛まれた。
ジュッ・・・・・・ズズっ・・・・・・ジュぴっ・・・ ))
牙が深く刺さっているだけ吸う勢いも強いのか、
何時もよりも倍位の快感が私を襲う。
『ふっ・・・・・・んぁ・・・・・・』
逃げようとも腕でがっちりとホールドされている。
の前に体が云う事を聞かない。
自分の声が嫌で下唇をかむ。
と、中也の指が唇を触り力が抜ける。
口の少しの隙間から指を入れて舌を抑えられ、
『うア・・・・・・ぁ・・・・・・ら』
舌ったらずな声が漏れていく。
ゾクゾクとした感覚が背筋を伝わり、
力はだんだん緩んでいく。
頭が可笑しくなりそう。
ガチャ ))
少しした時だった。
部屋の扉が開いた。
開いたと同時に牙と指を抜かれる。
『はっ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・』
力なく全体重を中也に預ける。
中也「ッチ・・・・・・青鯖が、」
扉を開けた人物は部屋に入り鍵を閉めた。
治 「お楽しみ中だったかい?狡いじゃあないか。」
力の抜けた私を見ながら妖しく微笑む太宰。
中也「実証だな。太宰、Aは異能力者だ。」
治 「へぇー・・・・・・」
興味なさそうな太宰。
何だよ実証って!
許可なくしやがって!
それとももう一個の方か・・・・・・やめろ私。考えるのを止めろ。
治 「それにしてもキッツいねぇ〜・・・・・・私にも吸わせなよ。」
中也「ほい。」
え!? 中也は普通の様に太宰に私を渡す。
渡さないでよ!
太宰は向いのソファに座り私を膝に乗せる。
今度は向かい合った形で。
お忘れではないだろうか。
私は異世界トリップ者だ。
三次元では旧双黒様様が大好きでは足りないくらい愛していたのだ。
←何か意味変わって来るけど其処はスルーしてね。
あの頃は目の前に現れていただけで泡を吹いていただろう。
と、云うくらい好きだった双黒の一人の太宰の膝の上で向かい合わせだぞ?
先刻までは後ろに中也で膝の上だぞ?
背中に中也の熱を感じてたんだぞ?
・・・・・・鋭くとがった犬歯。
吸血鬼・・・・・・
弟に渡した絵の本物が目の前にいる。
688人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月瀬ゆうめ(プロフ) - nirさん» 拒否権はないぜよ(笑)一寸書き直しとこ・・・・ 云うとしたら誰が云うんでしょうね〜 (2018年8月22日 11時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
nir(プロフ) - そのまま「拒否権はないぜよ」って読んでしまって笑った (2018年8月18日 21時) (レス) id: f5c5084d90 (このIDを非表示/違反報告)
楓歌 - わかったー、ゆうめって呼ぶね〜〜 (2018年8月17日 17時) (レス) id: 64f6769e17 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 楓歌、良いよ〜♪好きなように呼んじゃって〜 (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - ひにゃたこさん» いや、何て寸劇をしてんだろうか。存分に吸われてくだしゃい!!!妄想の世界で!!! わかりますよその気持ち。世の変態さんは私の同士様なんではないだろうか・・・・つい先日変態と云う事を認めましたよ(笑) (2018年8月17日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年7月7日 11時