【文スト】 【旧双黒】は『吸血鬼』。「早く吸わせろ/吸わせ給え。」

　サラサラサラァを見られちまった ページ11

うわぁ・・・・凄い・・・・凄い！





　 何をしているかと云うとお絵かきしております！


　 中也の寝顔のスケッチ。





　 何処からが一番カッコよく見えるかなぁ・・・なんて思っていた私は浅はかだった！


　 全国の！全宇宙の中也のファンや愛人の方！


　 申し訳ございませぬ！ 私、とっても恥ずかしい・・・・






　 何故ッて？


　 決まってるじゃないか！ 何処から見ても中也はカッコいいじゃ足りないんだよ！





　 如何したらいいんだよ！

　 こんなカッコ良すぎ中也が目の前にいるなんて・・・・目がなくなる。









　 なんだかんだ云ってる中に

　 絵が仕上がった。




　 『うん。我ながら上出来。』







　 因みに仕上がった絵の枚数。7枚。全て睡眠中也。






　 中也の寝顔にはごちそうさまになった為。

　 私は次なるテーマを決める。




　 そう！ 此れから描くのは完全な妄想画！








　 そう！ でさ！ 一つ気付いたんだよ！

　 この世界に来てから絵が上達してるんだよね！





　 だから、大好きなあの格好も・・・もっと巧く描ける筈。








　 まず初めに中也さんの顔を凝視。


　 そして、頭の中で思い描く。





　 『・・・・うん。』





　 そして、スケッチブックに スラスラスラァっと。









　 今回は吹き出しと色も付けた。





　 「巧く描けてんじゃねェか。」

　 『だよね！』

　 「Aはこういうのが好きなのか？」

　 『うん！大好き！・・・・・って！？えっ！？みっ見ないで！』






　 背後には中也が回っていて、普通の様に絵を見てた。

　 いかん・・・・ご本人様に自分の妄想を・・・・


A見られちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!






　 てかさ、てかさ、いかんね・・・

　 此れは・・・・もう終わったね。・・・・羞恥心どころじゃないよ？




　 てかさ、てかさ、駄目だよね。・・・・

　 此れは・・・・・絶対・・・・・・・引かれてるよ・・・・




　 んまっ！ いいや！ 引かれたら引かれたで遠くから描き続けますよ！



　 スッ・・・ストーカーじゃないからね！

　 そしたら私は公認のストーカになる！って何言ってんの！？



　 自分で云って何云ってるか分かんないんだけど。







中也「あ、引いてねェから。」



　 そう言われてほっと胸を撫で撫で下ろす。




中也「にしても、」



　 『あっ』




　 中也はスケッチブックを取り上げ妖しい笑みを浮かべた。

　私の気持ちは！？→←　起きた。

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