【名探偵コナン】兄が救済している様で。Part2

初見。 ページ22

『目立つ容姿ですから、普段は変装して居るんです。』

成程と嬉しそうな高木刑事は告げながら事情聴取(笑)をして下さる訳だがちゃんと仕事してね？？？

これは修羅場にならん事を祈ろう…女性の友人が少ない私からしたら佐藤刑事とは是非とも仲良くしたい…ｯｯｯ

「それで、其方の方は？」

『彼女は身内です。ほら…あのライブの時から一人での行動は極力避けてまして…』

「な、成程…。」

あのライブ、僕も楽しみだったんだよな…とか言ってる。まじ？

「高木君と行ったライブ、中止になったものね…」

『え、ライブ来てくださってたんですか？！(デート…だと？？？)』

はわあｯｯｯ高佐尊いｯｯｯ埋め合わせしたいｯｯｯ

『本当に土下座して謝罪したいわ。』

「A気をしっかり…」

『だっって白谷さんｯｯｯ(※キュラソーの偽名)』

「…そんで、歌手のマリアさんとやら…本名は？」

悪どい顔してる松田陣平さん…お巡りさんこの人です！(彼がお巡りさんでしたわ。)

『…本当に“刑事”さんだったんですね…何時かのポアロでは醜態を晒しました。』

お久しぶりですと挨拶を交わせば松田さんお知り合いだったんですか！？と高木刑事。

「おう、何時ぞやの時にな…」


あんた兄弟居るか？


何時か、萩原さんが私に聞いた言葉だ。


『Need not to know…黙秘権を使わせて下さいね？』


プライベートな質問は駄目ですよ刑事さん？笑っては煽っておいたよね。

『事件現場、私達の収録スタジオですか？』

聞けば違うとの事。

スタジオの隣、控え室が現場らしくものも少ない、そんな場所で死因は窒息死。

亡くなったのはテレビ番組のプロデューサー…私とシンガーソングライターの翼さん(会ったことないけど…)の出演番組のプロデューサー…らしい。

『見覚えはありません。』

だって基本、アポイントメントを取り付けるのは電話だ。

『顔は初めて見る人です。』

と被害者の顔を確認。陣平ちゃんと声がする方向を向けば萩原刑事の姿。

その隣の女性が翼さん？だろうなと思っていれば、その人は私の元へスタスタ歩み寄って頭のてっぺんからつま先まで見てから私に初めましてと手を差し伸ばす。

『は、初めまして…歌手のマリアです。貴女が…』

「えぇ、シンガーソングライターの翼よ。本名は風鳴奈々(がざなるなな)。」

『本名はAAです。』





堅い堅い、年齢も近いんだから気軽に呼んでね？と笑った彼女に何故だかあの“背中”と重ねた気がした。

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