苦手。 ページ48
『高い…凄い!』
もう感想が小学生である。
先程の出来事しかり、嬉しい思いを胸にその高さから視える景色は壮大なものに視える訳で…
『見たこと無かった景色だ…』
何時も見ていた景色は、見上げるだけで…
「新鮮な反応ね。」
キュラさんの言葉に観覧車に乗った事もなかったからとも笑って言った。
『両親が忙しかったから…特別に行きたい訳じゃなかったので。』
家族と居られる時間には限りがある
その意味を誰よりも理解していた積りだったから、お母様達には何か我儘を言う訳じゃなくて…
『一緒に料理したりとか…宿題教えてもらったりとか…』
それだけで良かった。
家族…限られた時間。
お母様とお菓子を作ったり、お父様と珈琲や紅茶を入れたり。
手を繋いで帰る…そんな茜色の帰路が幸せだったから。
綺麗な思い出があった
『今も、楽しいよ…?』
キュラさんやベルさんに…透さんに景光さんでしょ?
『それに…ミッチも。』
覚えてくれていた
高校時代は兄様の事があって、とてもじゃないけれど同じテンションで友人と付き合う事が出来なかった。
それも含めて友人関係は乏しかったっけ…
「先程の人は?」
驚き過ぎてキュラさんの背中に隠れてしまった…後普通にバーボンor安室verに違和感…苦手…というか不慣れでな?(顔がいいのもあるけど。)
『高校時代の友人です…友達って言ってくれて今泣きそうな位嬉しいです。』
「そうだったのか…(ゼロあからさまに避けられてるな。)」
「バーボン…貴方気配を消しすぎよ?」
「そんな事してませんがね?」
「じゃあ唯単にエンジェルに嫌われてるのね?」
だからバボベルかな???いやベルバボでもッッッ
違うそうじゃないだろ私。
「なぁAちゃん…なんか買ってこねぇ?」
ゼロもあんなんだしな、と告げる景光さんに頷きつつ、キュラさんと私、景光さんで飲み物を買いに行く事に。
──────────
「ヒロ!?あれ、Aさんも居ない?!」
「さっき3人で飲み物を買いに行く話、してたわよ?」
「なんで言わないんですか?!貴女って人は!」
「あら、私と貴方が目立つからじゃない?」
好きにさせてあげたらいいじゃない。
「あの子にはキュラソーもスコッチもついてるのよ?」
何が不満なのかしらね?
「あの子が貴方を避けているのは…貴方の嘘に気付いているから…だったりして。」
安室透の…偽りの接し方じゃあの子は何時まで経っても避け続けるわよ?
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明里香(プロフ) - 設定に誤字がありました。「家計」ではなく、「家系」です。 (2020年1月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - 玲乃音さん» 玲乃音様コメント有難うございます!アウトドア派な兄とは真逆のインドア派であったが為の遭遇…知り合いだと最近思い出す妹ちゃんです…有難うございます!精進致します。 (2020年1月15日 20時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
玲乃音(プロフ) - まさか……夢主達とジンは知り合い説…続き楽しみに待ってます (2020年1月15日 19時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - ゆきなさん» ゆきな様コメント有難うございます! (2020年1月15日 2時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泣けた (2020年1月15日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2019年12月31日 0時