【名探偵コナン】兄が救済している様で。

ヤバイ奴等。 ページ17

コナン君を兄にぶん投げた事により私は素早く衣装を脱ぎ捨てた。

こんな時も有ろうかと動きやすい肌着来といてよかった。

わざとヒールを避けてパンプスにしたのもバレてなかったから何とかなったけど。

バンッと開いた控え室に向かう扉から現れたのは重装備をした如何にもな人達。

『此処は日本よ？来る場所を間違えたんじゃないかしら？』

「killing.(殺せ。)」

『If you could kill me, would you like it?(殺れるものならどうぞ?)』

ただの歌手だと舐めないで頂戴！と構えるけれど拳銃やらを持ち出されるとは…

こっちは丸腰だっつーの！

会場の瓦礫を盾に本会場から脱出し、控え室に向かい会場の通気口に入る。

こういう時…ルパンに教わった事が役立つのは全く皮肉よね。

バタバタとくまなく捜せ！とEnglishで話す彼等を見るあたりアメリカか…はたまたイギリスのヤバイ奴等か…

『こんな奴等雇う度胸なんて…』

と考えていれば退いてくれますかね！？やら君の方こそ下がったらどうだろうか？とかあぁぁあ〜池田と降谷の声がするｯｯｯガン〇ムじゃんｯｯｯ！！！

「お前等揉める場合じゃないだろッ！」

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ緑川さんの声が聞こえたぞ！？

ウィスキートリオコンプリートとか？？？

「Aさんを捜さねぇと…」

「あの身のこなし…只者じゃないですね。」

「おや、安室さんもそう思いますか。」

「貴方と同じ意見な所が遺憾ですが…」

なんつー会話してんだコイツ等ｯｯｯ

出るに出れないけど。

携帯はあるし…アラーム鳴らされたらアウトだけ…

ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ…

『誰…？』

兄様だ。

宛名を確認していれば通気口が開けられた。

「見つけた」

『吃驚…した…心臓止まるかと…ッ』

思わず脱力である。

「流石俺の妹！」

『ちょ、ちょっと…！！』

誠さん何言って！？とバタバタと抵抗して言ってやればもういいからと兄貴が笑った。

『だ、だって！』

死んだ事になってるって…とは言えない訳で言葉に詰まる訳だが、兄さんは軽々と私を抱えておっきくなったなぁなんて笑うのだ。

「お前を嵌めた奴等はどうやら只者じゃ無さそうだからな…」

『喧嘩売られる謂れならストーカー…位しか…見当たらない…けど？』

でもあんな奴等雇う度胸なんてないわよ？

「それも含めて話そう…今は避難が最優先だ。」




そう告げた彼、誠さん改めて兄様に手を引かれ安室さんには上着を貸して貰い会場から避難する。

欺けない話。→←全員集合とか聞いてない。

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