59 ページ10
私が近づくと、ハンジはしゃがんで私の足を掴んだ。
「え？何してるの？」
「Aちゃん、かなり細身なのに、どこに筋肉あるの？普通できないよあんなこと。しかも1分経ってないよ？」
「おい、俺のAから手を離せ。奇行種がうつる」
「俺のってさぁ…Aちゃんはリヴァイのじゃないでしょ？」
「いや、俺のだ。まぁ、少なくとも、俺の女だ」
「あ、やっと？でも私のところに来たかったらいつでもいいんだよ？私はいつでも大歓迎だから！」
ハンジはそう言って私に抱きついてきた。
っていうか、リヴァイ何言っちゃってんの…
ハンジが離れると、ミカサが私の肩を掴んだ。
「A、このチビに何かされたらすぐに私のところに来て。私が然るべき報いを…」
「ありがとう、ミカサ」
チビって、リヴァイ？
小柄だけど、私が更にチビだからあんまり意識してなかったなぁ…
「Aちゃんは愛されてるねぇ。ところで、その髪型可愛いよ？」
「ありがとハンジ。リヴァイに切ってもらったの！」
「…話が飛躍しすぎだ。戻るぞ」
私は荷馬車でハンジに髪をいじられてる間に寝ちゃったみたい。
すぐ起きちゃったけど、すっごい眠い。
「Aちゃん、疲れてるなら寝ててもいいんだよ？まぁ、さっきのは朝飯前なんだろうけどさ」
「そんなことないよ。こんなのやったの初めてだもん。疲れちゃった…」
「着いたら起こしてやるから寝てろ」
「んー、おやすみ…」
私が目を閉じたと同時に肩に腕を回されて、左側に倒された。
左側にいるのはリヴァイで、私の頭はリヴァイの肩に乗ってると思う。
そこまで考えて、私は眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
