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私がケーキを食べ終わって後片付けをしてると、リヴァイが部屋に入ってきた。
「片付けは放っておけ。当番制だ」
「でも、自分が汚したものは自分で片付けるっていうのが普通なんじゃないの？放っておいたら申し訳ないよ。もう終わるしね」
「育ちがいいやつは違ぇな」
「5年しかいなかったんだから変わらないよ。むしろ地下街の生活の方が私には合ってた気がするし」
「最初のうちは高級食材ばっかり要求してたじゃねぇか」
「だって、それが当たり前だったんだからしょうがないじゃん？」
そこで私は片付けを終えた。
縛っていた髪を下ろし、伸びをした。
「お前、髪伸びたな」
「まぁね。5年切ってないんだよ？まぁ、枝毛にならないように気を使ってるから痛んではないと思うけど」
「切ってやろうか？」
「いいの？忙しいんじゃない？」
「そのくらいの時間はある」
「じゃあお願いしようかな」
私は地下街にいた頃と、調査兵団に居候してた頃はリヴァイに髪を切ってもらってた。
それからは自分で切るのがなんとなく嫌で、切らなかった。
リヴァイはハサミを持ってきた。
「どのくらいにすれば良い？」
「リヴァイが1番好きな髪型にして？」
「俺は前と同じが1番好きだ」
「じゃ、じゃあそれで」
好きだって、髪型の話なのに。
さっきのキスだって、好きなのかなとか変に勘違いしちゃう自分が嫌だ。
「ねぇリヴァイ、聞いてもいい？」
「何だ？」
「何で…私のこと信じてくれるの？私はわざとやったわけじゃない。でも、多分みんなそれ知らなかったでしょ？なのに、何で？」
「俺はお前の仲間だ。なのになぜ信じない？あの時の俺はどうかしてただけだ。俺はもう、お前と離れたくない」
「リヴァイは優しいね。ありがとう。だけど…」
「だけど、何だ？」
勘違いしちゃうから、これ以上優しくしないで？
なーんて、言えないんだけどね。
「…やっぱ何でもない」
「そうか？言いたいことがあるならいつでも言えよ？」
「うん。ありがとう」
好きだよ…
って、言えたらいいのに。
私にそんな勇気はないけどさ。
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りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
