99 ページ50
私は部屋から少し歩いて、中庭に出た。
「みんな、ありがとね。近くにいてくれて。なんか勇気もらったよ」
「当然でしょ？私たちはAちゃんの仲間なんだから」
「俺はお前の味方だからな」
みんなも私の肩を叩いたりしてくれた。
その後、同期のみんなは他のとこに行って、私とリヴァイとハンジはその辺をぶらぶら歩いてる。
「そういえばさぁ、Aちゃんの家行ってみたいんだけど、いつならいい？」
「いつでもいいよ？今でもいいし」
「ほんと？じゃあ今行っていい？」
「うん。リヴァイも来る？」
「…あぁ」
「じゃあ行こ！」
私たちは出口に向かった。
その時、後ろから誰かが走ってくる足音が聞こえて、振り返った。
「エルヴィン？どうしたの？」
「すまないが、君たちの会話を聞いてしまってね…迷いに迷って着いてきたんだが…私もいいか？」
「うん。迷う必要なんてないのに」
「いや…君とリヴァイの時間を邪魔するのは申し訳なくてね」
「私もいるからね？私もしかしてそんなに存在感ない人になってるの？Aちゃん、私見えてる？」
「見えてるよ？ほら、ほっぺ触れるし」
私がハンジのほっぺをツンツンしてみると、ハンジは無言で抱きついてきた。
呆気にとられて動けないうちに、リヴァイがハンジを引き剥がした。
「Aに触れるな。汚れる」
「だって、可愛いすぎるのがいけないんじゃじゃないか！Aちゃんが可愛すぎて可愛すぎて言葉が出なかったよ！」
「Aのせいにするな。時間の無駄だ。行くぞ」
「あ、そうだね」
私たちは再び歩き始めた。
ここから私の家まではほんの少ししか離れてないから、すぐ着いた。
…問題はここからなんだよなぁ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
