91 ページ42
リヴァイはエルヴィンの横に立った。
そして壁に足をつけて、エルヴィンの髪の毛を掴み、思いっきり引っ張った。
私はハンジと大爆笑してる。
笑いすぎてお腹痛くなりそう…
「痛い痛い痛い痛い！やめなさいリヴァイ！」
「A、いつまで続ければいいんだ？」
「ヅラじゃない確認ができるまで？」
「A、私はヅラじゃないんだ！頼むから離してくれ！本当にヅラになる！」
「んー、じゃあ…リヴァイ、離していいよ」
リヴァイがエルヴィンの髪の毛を離すと、エルヴィンは頭をさすって机に突っ伏した。
…やっぱり超強力な接着剤なのかなぁ…
「これはAの頼みなのか？」
「そうだよ。だって、ヅラか確かめたくて…」
「だからヅラじゃないと言っているだろう！」
「…ごめん…怒ってる？リヴァイは悪くないから、怒るなら私だけに…」
「いや…お、怒ってはいない。好奇心を持つのは悪いことじゃないからな…今回は許そう」
「ありがとう！あ、休みをくれたことも！おかげで楽しかった！」
エルヴィンは顔を上げて微笑みかけてくれた。
その余裕があるってことは…やっぱりヅラ？
「そういえばAちゃん、戴冠式の準備のために今日中にミットラスに向かうからね。私も一緒に行くから」
「リヴァイは？」
「リヴァイはこっちの仕事をやってもらわないと。必要なものまとめといて。多分しばらくは戻ってこられないから」
「わかった。リヴァイ、ありがとね。面白かったよ！」
私はそう言って自分の部屋に向かった。
大事なものは全部身につけてるし、特に持っていくものもないんだよなぁ…
「A、入るぞ？」
リヴァイのものと思われる声が聞こえて、私は振り返った。
リヴァイは手に調査兵団の制服を持ってる。
「お前のがようやく届いた。これを着てけ」
「うん、ありがとう」
「それと…これだ」
これは…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
