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私はチョコレートケーキを少しフォークで取った。
「リヴァイも食べる？」
「いや、お前が食え。せっかくだからな」
「あー、うん！」
せっかくさぁ、あーんとかしてみようかと思ったのにぃ…
私はチョコレートケーキを口に入れた。
その少し後、リヴァイが立ち上がったかと思ったら近づいてきて、急にキスされた。
しかも舌が入ってきて、チョコレートケーキを取られた。
「悪くないな」
「…普通に食べればいいのに」
「こうするから美味いんだ」
リヴァイは涼しい顔で紅茶を飲んでる。
私恥ずかしいし美味しいしで色々死にそうなのに。
私は結構な勢いで平らげたと思う。
太るかなぁ…
まぁ訓練するし、いっか。
「行くか？」
「うん！でも、私来たかったのここだけだけど、他どこ行くの？」
「墓参りでも行くか？」
「そうだね」
私たちは調査兵団の墓地に向かった。
私にとっての直接の仲間でここで眠ってるのはイザベルとファーランだけだけど、きっとリヴァイの仲間とか部下は…
「A、花屋に寄ってくぞ。お前が花を選んでくれ」
「え？私でいいの？」
「あぁ。俺が選ぶよりもよっぽどセンスいいだろ。俺はそういうのはわからねぇからな」
「リヴァイがいいならいいんだけどね」
私は白の花を色々選んだ。
特に花言葉とかの意味は考えてないけどね。
私は買った花を輪にして供えた。
我ながらなかなかうまくできた方だと思う。
私はお墓の前で手を合わせて目を閉じた。
みんなの死を無駄にしないためにも、自由を手に入れるべく頑張るから、どうか見守っててね…
私は目を開けて空を見た。
気のせいかもしれないけど、イザベルとファーランの顔が見えた気がした。
「なぁ、今イザベルとファーラン見えなかったか？」
「え、リヴァイも？じゃあいたんだね。きっと今までも見てくれてたんだよ」
「あぁ、そうかもな。日が暮れる前に行くぞ」
「うん」
リヴァイは私に手を差し出した。
私はその手を取って、歩き出す。
私、すっごく幸せ。
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りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
