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それから何日か経って、中央憲兵を捕まえる作戦の日になった。
ちなみにもう捕まえて、今は拷問が終わった後。
「ねぇ、なんで中央憲兵捕まえたんだっけ？」
「壁の秘密とかを聞き出すためだ」
「それ知りたかったの？なら私が教えてあげたのになぁ…」
「…あ？」
「あ、私の情報は信用できないってことでしょ？当然だよね」
「ちょっと待て。お前、知ってんのか？」
あ、言うの忘れてたっけ…
ここは正直に…
「知ってるよ」
「今すぐそれを教えろ。中央憲兵とお前、両方同じならそれが真実だろう。とにかく簡単に教えろ。レイス家とは何だ」
「王家だよ。フリッツ家は偽物なの。始祖の巨人を継承してるの。多分、ヒストリアとエレンが狙われる理由はそれじゃないかなぁ」
「どういうことだ？」
「だって、エレンは始祖の巨人の力を持ってるし、ヒストリアはレイス家だもん。ヒストリアにエレンを食べさせたいんじゃない？」
そう、普通ならそうやって巨人の力を継承する。
私はパパの人体実験なんだけどね。
「それならお前が狙われる理由は？」
「多分私の力が欲しいんじゃない？パパの日記でも読んだのかなぁ…でも…いや、兄弟なら…」
「何が言いたいんだ？」
「私の家、家族しか入れないの。でもおじさんなら入れるかなって。とにかく、私が狙われるのは力目当てだと思うよ」
私を恋しくなったとか？
まぁないか。
「中央憲兵と変わらねぇから真実だろう。恐らくヒストリアを即位させることになる」
「そうなると嬉しいな。親戚が女王になるなんてすっごい」
「…お前、名字は？」
「レイス。ロッド・レイスは私のパパのいとこ。おじさんって呼んでるけど」
リヴァイは呆れた顔で私を見た。
え、何で？
「散々レイス家レイス家って俺たちが言ってる中でよく黙ってられたな」
「知ってると思ってたし、言ったつもりだったし」
「まぁ今さら変えるのも面倒だ。ヒストリアの方が本家だろ？」
「表向きはね。ほんとは私の家の方が直系、つまり本家」
リヴァイはまた呆れた顔で私を見た。
そこにハンジが入ってきた。
「大変なんだ！レイスはエレンを食う気だ！」
「あぁ、それはAから聞いた」
「え？」
「とにかくA、言おうとしてることがわかるか？」
「わかんない」
どういうこと？
リヴァイは立ち上がった。
「お前はガキどものところに戻れ」
「あ、うん」
私はよくわからないままみんながいる部屋に戻った。
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りんご(プロフ) - veltさん» そう思っていただけて嬉しいです！応援ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年8月3日 17時) (
レス) id: f91cc499c3 (このIDを非表示/違反報告)
velt - こういうの好き！！ファイト！！ (2018年8月2日 22時) (レス) id: c2e922b993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2018年7月31日 17時
